読書 3冊

★『俳句世がたり』 小沢信男
・落第も二度目が慣れてカレーそば
この句のイメージのエッセイかと思ったら、
そうか、花田清輝世代でした。
★『文楽の歴史』  倉田喜弘
藤蔵と咲甫太夫をミーハーできいているだけでした。
芸談的なものはあっても、この手の本で一般書が少ない。

★『詩の点滅』   岡井隆
現代詩・短歌・俳句
ジャンルを越境して語るのが岡井ひとり、という現状。
詩のサイドから、句のサイドから、静脈がからみあうような
コメントがあってもおかしくない。
短歌総合誌連載をまとめた一冊。