松浦司に 円空の魂をみた


木の股をまっぷたつ

神々しい光がこぼれてきた

木の精霊をよびさましたか

岩に、草花に、小鳥に、蛇に、
自然の精霊たちが宿っている

300年前、
日本の時空を漂白しつつ
10万体の仏を無雑作に彫り出した男がいた。
いま、21世紀の彫師・松浦司に
円空の魂をみた。