『傾城恋飛脚』

1部の昂奮もさめやらず
ひらひらチケットが舞ってきたので、
今宵は2部へ。

演目のなかでは今回まったく話題になっていない
『傾城恋飛脚』がひろいもの。

梅川忠兵衛のおはなし。
最初の口は写真にある2階部分の御簾内。
前 呂勢太夫と寛治。
雪が音消す逃避行を太棹の響きで
哀切極まりない世界に包みこんでいく。
後は文字久太夫。
犯罪人である息子をおもう父親の心情を語ってリアル。
なんか死んだ親父のこと、思い出したよ。