5・15
枇杷を食ふ腕あらはに病婦かな : 皆吉爽雨
〜〜種とのあわひ人間疎外

5・14
やすやすと黙殺されし母の日の人参煮られをり溶くるまで : 塚本邦雄
〜〜赤い花放置されども活き活きと

5・13
缶チューハイ女子寮のみな洗ひ髪 : 西山ゆりこ
〜〜坊主あたまもパイパンもをり

5・12
不安なるメロンの網目辿りゆく探偵或いは有翼の人 : 水原紫苑
〜〜憂鬱の天使ある日はストーカー

5・11
酢洗ひの鰺も谷中の薄暑かな : 太田うさぎ
〜〜キッチン男子裸エプロン