稲垣元則のドローイング集 elephant

JR茨木 駅前通り。
日没から夜明け前まで映像が流れています。
たしか最初は水の滔々たる流れ、
いつのまにか、花の生命や死に。
家路に急ぐサラリーマンには、
とおりすがりの眩しい影。

稲垣元則のドローイング集の
タイトルは elephant
「群盲象を評す」
ドローイングはこれに似た行為。
不確かと思われてしまう名前のない事象に
一つの象(かたち)を与えること。

夜通し街なかを流れ続ける映像は
水の象であり、花の象なんですね。