文楽、歌舞伎の人気狂言のほとんどは
<殺しの美学>
近松、南北、黙阿弥を傑作に仕立て上げたのは、
近世日本人の残虐な心性にある。

凄絶な殺戮美学が上位で、
スプラッター的な血まみれドタバタは
あれはちょっとね、なんて。
『国言詢音頭』はそのドタバタ編。

織太夫と藤蔵のコンビが4月から連続して聴けるのが
何より素晴らしい。
この演目、1時間半と短い。
2部の忠臣蔵が太夫取っ替え引っ替え総出演なんだから、
こちらは二人だけで通して欲しいものだ。