伊良胡の保美村

鳥羽からの海路には、神島が顕れる。
三島由紀夫の潮騒の島。
伊良湖の古風な宿は猫とキースへリングがお出迎え。
芭蕉、三島、へリングとつながれば匂ってくる。
帰りはゆっくり渥美半島縦断の路線バスを。
バス停留所は<保美>と書いてあった。
大好物の伊勢うどんにありつけなかったので、
旅の〆に胡麻おろしそば。梅わかめそば。
自宅に戻ってから「笈の小文」の資料を振り返ったら、
杜国の隠棲先は<伊良胡の保美村>と発見。
ああ、あの数時間は杜国と芭蕉の空気を吸ってたんや。