皮を脱ぐ音静かなり竹の奥 : 如洋 たまたまこの俳句をみつけた。 自然のエロスのみづみづしさがあふれてくる。 そして、翌日 たまたま、奈良の山奥に分け入ると この竹を発見。 皮を脱いでいる姿を覗き見してしまいました。
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】 05・11〜05・15
5・15 飢餓人口十億人の惑星に住みて耳食の多き起き伏し : 小角隆男 〜〜情報は口から尻へだだ流れ 5・14 頬被りしてそれぞれの昼にする : 攝津幸彦 〜〜サ
【 タイム食句】05・06〜05・10
5・10 筍が来てごろごろとしてゐたる : 水田光雄 〜〜獣衣(けごろも)まとひぬっそり笑ふ 5・9 ねっとりと濃く甘き闇迫りくる南の島の舌の分厚さ : 松村
『わが父 塚本邦雄』
塚本靑史『わが父 塚本邦雄』を読む会が 玲瓏歌会の後半にありました。 塚本邦雄は、1920年8月7日 生誕 その父 塚本金三郎は1920年12月4日 死亡 父の存在は わずか4ヶ月。 もちろん父の姿の記憶は全く無い。 子
【 タイム食句】 05・01〜05・05
5・5 右の眼と左の眼にて見て来たりバースデーケーキも祖父の遺体も : 加部洋祐 〜〜3D対応義眼能役者 5・4 おぼろ夜の伏せて人待つ茶碗かな : 島谷征良 〜〜円卓ふわりUF
・青山椒煮て日帰りの旅を二度 : 酔胡
食句塾 5月例会 兼題 : 佃煮 椅子 席題 : 憲法 ・五月三日の6Bで描く鳩 : 主水 ・憲法や修正液のへたりこむ : 飛白 憲法という席題はなんとも難題である。 ・糸噛んで粽ゆるゆる孕みたる : 案山子 ・青山椒
【 タイム食句】 04・26〜04・30
4・30 小酒屋の皿に春行く卵かな : 常世田長翠 〜〜鍋に煮抜きの浮いては沈み 4・29 逝く春を森永ミルクチョコレート箱が落ちてる 泣いているのだ : 岡部桂一郎 〜〜噴煙あび
【 タイム食句】 04・21〜04・25
4・25 みずからも滴る形のスプーンが雫をこぼす深夜の卓に : 大滝和子 〜〜串焼きの心臓、涙、セサミの実 4.24 独活を飼う父なりき敵(かたき)はありき : 永田耕衣 〜〜白ア
【 タイム食句】 04・16〜04・20
4・20 水卜麻美に海胆が入ってゆくところ : 曽根主水 〜〜海女を吸い込む北斎の蛸 4・19 缶コーヒーの現実的な甘さからふときみの肉声が聞こえる : 西田政史 〜〜体液の半分ポカリ武闘派です
食句塾 季刊誌批評会
食句塾 季刊誌批評会 春号で vol.48 ・おとうとの半分ぶらんこの上に : 主水 ・落ち椿包帯がまだ足りません : 飛白 ・終電の古ヒーターからアラビヤ語 : 菜摘 ・薄日して大阪市役所春の鬱 : りえこ ・黒