食句塾10月例会。 吟行予定が颱風で中止。 兼題:: <生> <骨> 席題:: <颱風・野分> ・生レバとそっとつぶやく秋の夜 : りえこ 生レバ、ユッケが禁止されたとはいえ、 秋の夜長に、こんな奴おらんやろ。 ・秋麗ま
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】 09・26〜09・30
9・30 新米もまだ艸の実の匂ひかな : 蕪村 〜〜うぶな光の粒粒よそふ 9・29 大鍋をぐらぐら煮たて雲製造所わたしの厨房に鬱の日はこもる : 黒木三千代 〜〜メレンゲの泡立ちよけ
【 タイム食句】 09・21〜09・25
9・25 レストランのメニューに誤字を見つけたりくすぐるような思いに見おり : 沖ななも 〜〜舌代を近頃とんと見ぬ和食 9・24 酒さかな揃へ台風待つとせる : 川名将義 〜〜浙江省に襲
【 タイム食句】09・16〜09・20
9・20 青蜜柑あすあさつてが見えてくる : 折笠美秋 〜〜香る酸味に空気冴え冴え 9・19 しいたけ茶のにおいでおもいだすことはみな現実にはなかったこと : 雪舟えま 〜〜菌糸はる古層
【 タイム食句】09・11〜09・15
9・15 鬼皮をむくと出てくる縄文人わらへやわらへわが変な顔 : 坂井修一 〜〜きんとんをマロングラッセより食ひたし 9・14 暗がりに檸檬泛かぶは死後の景 : 三谷昭
【 タイム食句】09・06〜09・10
9・10 共食ひはまうやめました鰯雲 : 御中虫 〜〜食物連鎖といふまやかし 9・9 青すすき倒して水を飲み終へし四方さやさやと青芒立つ : 小中英之 〜〜月光はすべての行為う
・のろくさと広がる月夜の昆布だし : 大象
食句塾。 ・地下室に過敏性柿の種ふたつ : 菜摘 梶井基次郎の<檸檬>は爆弾。 この<柿の種> はエロっぽい。 ・台風はゆっくりと 後手3四歩 : 主水 なんとなく落語の『笠碁』。 ・のろくさと広がる月夜の昆布だし :
【 タイム食句】09・01〜09・05
9・5 秋茄子を両手に乗せて光らせてどうして死ぬんだろう僕たちは : 堂園昌彦 〜〜虚ろ陽のどまんなかでバキュームする 9・4 わたくしの瞳になりたがつてゐる葡萄 : 野口る理 〜〜つけ爪デコ
赤崎みま : 鴎外のイチョウ
2013年、森鴎外記念館での「仮象の創造」展 に出品したイチョウのシリーズが 今回<+Y GALLERY>で。 果実が芯から発光するシーンをとらえた 赤崎みまさんの写真は、 小池真理子『無花果の森』の装幀に。 鴎外の住ま
【 タイム食句】08・26〜08・31
8・31 白桃をふところに入れ大丈夫 : 糸大八 〜〜打ち身さんざん敵は身内に 8・30 割禮の前夜、霧ふる無花果樹の杜で少年同士ほほよせ : 塚本邦雄 〜〜イスラムの