あけびの紫は色彩の極地。太古の神々が装った羽衣を想 う。これを食べるのはタブーを犯す行為。それ故にうま い。まず種のパーツ。トロンと甘い。皮をごま味噌で炒 める。かすかな渋みは神々の怒りか。飲食は罪のはじめ。 (あけび)
カテゴリー: セサミ日記
店頭の石臼効果はどんなもん?
電動石臼で自家製粉する蕎麦屋は増えている。蕎麦打ち に練り込むゴマの仕入れにきてくれる業者さんが店頭に 置いてる店を教えてくれた。小型やけど実際に稼働。夜 の居酒屋主体の蕎麦屋でも石臼効果で酔っぱらいは喜ぶ。 『宗平』
世沙弥の<蕎麦打ち教室>
本日の生徒は新婚さん。エプロンつけるのも、結んで〜。 アホくさ。初めてでもきしめん程度にはうちあがります。 ?鱧と松茸の上品出汁?豚肉と茄子炒めのガッツリ出汁 を用意。自分で茹でるとこまでしてもらって、天ぷらも。 『世沙
寝屋川のモンブランは黒胡麻テイスト
フットワーク抜群の食友が情報を元に寝屋川まで。京阪 沿線はひらパーのおかげで、何をしでかすかわからん魅 力あり。モンブランのクリームが黒胡麻ペースト。スポ ンジにもわらび餅がしのばせてあり、和の食感とかおり。 『ティコラ
北野勝彦先生と法善寺で一献
自宅近くの陶芸教室で北野勝彦の生徒となって20年。 お誘いがあって法善寺の割烹に。先生の作品がずらり。 酒器はもちろん、すべてのコース料理が北野作品。こら、 作家冥利につきるわ。白備前の火だすきに料理も映える。 (北野勝
鬱病対策は、がんばらないこと
出入りの営業マンがしばらくぶりで顔を。鬱病で休職。 元の職場に復帰で職場の理解もあるらしい。鬱病はもは やあったりまえの現代病。”病なく身のつよき人”は友 人にしたらあかんいうぐらやから、鬱病経験もプラスに。 (鬱病簡易
「ジェットコースターに乗りたい」、突然言いだした。
同居人の申し出にとまどった。かってその類の話題をし たこともない。なぜ?そんな実体験があるだけに『終の 住処』にはドキリ。「とにかく観覧車にだけは乗りまし ょう」と妻が言いだし、夫婦は11年間話をしなくなる。 『終の住処
巷談舎さんで最近窯元事情
藤井憲之さんの個展。青白磁二重渕の優しいふるえ。瀬 戸の窯だが大阪旭区出身で気さく。アートより食器。で きるだけ沢山焼くことで少しでも単価を下げみんなに使 ってほしい、と自然体。肩の力を抜く姿勢は大阪人気質。 (巷談舎:
日本にもこんなスケールの妖怪がおった
小沢の妖怪度に期待した時期があった。今回の権力闘争 の土俵姿にオーラが薄れた感。<破天荒>を単に豪快程 度に誤用されてるらしい。誰もせえへんかった型破り。 かって武智鉄二、木村東介ら破天荒の人物がぎょおさん。 『日本国怪
「落語家に差がでるのは、音の出し方の差でしかない」
談春の「ねずみ穴」で心臓をわしづかみにされたことが ある。ねずみ穴は誰がやっても話は同じ。なにが違うか。 落語家は歌手に近い。ブリジッド・フォンテーヌに痺れ るように、ネタによらず、その落語家の音源に触れたい。 『落語論