巨大石油プラントの現場監督は、逆境の中でも「笑って 仕事をしろ」。脳科学では、怒っている時は物事の一面 しかみえないが、笑いは複数の視点から状況を見ること。 多種多彩のプロを相手に茂木のもじゃもじゃ頭が冴える。 &nbs
カテゴリー: セサミ日記
パリのビッグマック:ごま不足
ハンバーガーのトッピングはむきごま。世界に供給して いる産地はガテマラ。そこにもゴマがないからさぁ大変。 世界119ヶ国にあるマクドナルドにもゴマ危機が襲撃。 近頃パリ、オペラ座店ではゴマがのっていないらしいよ。 htt
『日々の泡、泡の日々』:藤原龍一郎第九歌集
「地下鉄の駅のトイレの落書きの卑猥なるゆえ滲む寂寥」。 短歌という武器で、時代を切り裂き日本の虚実を炙り出 す戦士。巻末<夢三十首>アンソロジーに大象作品「夏 越して蒸れし倉庫の黒胡麻を肩にかつげば夢も腐れむ」。 htt
『夜顔』 : 監督マノエル・ド・オリベイラ
映像を追いつつ重なって、35年前に観た『昼顔』を思 いだし、ブニュエルの世界に回帰し<ブルジョワジーの 秘かな愉しみ>やドヌーブの恍惚を埋み火のように探り 出しては己の肉体をすぎゆく時間と性的快楽に至りつく。 http:
『柿喰ふ子規の俳句作法』:坪内稔典
漱石は子規の誘いで俳句の世界に。「鐘つけば銀杏ちる なり建長寺」を漱石がつくった2ヶ月後、子規の代表句 「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」。オリジナリティを重 んじるなら模倣作になるが、俳句の創造の現場はちがう。 http:
モストコット : オクソン自家製
バルサミコ酢を屋上でつくるという怪挙をはじめた山口 オーナー。今度は自家製<モストコット>。葡萄果汁を 煮詰めたものでいわばワイン黒蜜。蓮根饅頭にモストコ ットをかけたデザートは清浄な口溶けと爛熟な余韻の味。 http:
きざみうどん : すうどん
晩ご飯には必ずうどんがついた。薄揚げのきざみも絶対 条件でのっていたが、それは<すうどん>という存在で あり<きざみうどん>という呼び方はなかった。少なく とも天満の商人のうちでは。大阪名物きつねよりきざみ。 http:
ゴマ輸入価格 1年で2倍に
1/19<日本経済新聞>経済面トップ記事。昨年秋の 値上げ、2月、4月と数次にわたる値上げ実施やむなし。 1/23<油脂特報>トップ。ごま油工業会、緊急記者 会見。消費者やメーカーに理解を得ることが必要と判断。 http
えそ : 山口の蒲鉾
絶望のどん底にあると小さな光を太陽と錯覚してしまう。 荒涼とした『新山口駅』を漂流したときに発見した<蒲 鉾>は聖なる輝きを放っていた。原料が『えそ』だから 旨い。大分、佐伯の『ごまだし』の原料は<えそ+ごま>。 htt
智内兄介展 : ギャラリーためなが
安井賞の頃から惹かれた作家。華麗で呪術的な着物を纏 った少女のまなざしの先は桜結界。生よりも死の彼岸に チロチロと漂うエロス。目をつむったとたん、うごめき はじめる絵。肌の白さの底から血の紅がにじみでてくる。 http: