富山からマイクロバスで和田萬に工場見学。夜は八尾の 畑で収穫したゴマを使った料理で研修会。飲むほどに酔 うほどにやおら立ち上がって<越中おはら節>唄いだす。 野太い男のびょうびょうとした節回しは哀切かぎりない。 http
『十年』 : バーボン専門店
全く別の人脈の個性的なふたりが同じその店の噂をする。 そのまま3年。偶然にその店を通りがかり初見参。なる ほど600種類のバーボンは壮観。愛嬌あるマスターと 変人バーテンダーをみてるだけでも、つまみはいらない。 http
ガゴメ昆布 : 『佐吉屋』の昆布ふりかけ
シンプルの極地。これぞ原点。昆布になんの味付けもな く、細かくカットしてるだけ。一口含むと、昆布のねば りがでてたまらない旨味になる。ガゴメ昆布が秘訣。表 面のヌメリがどの昆布より強く、トロロやオボロの材料。  
川上未映子 : 受賞者インタビュー
大阪人が活きてる『乳と卵』。インタビューがおもろい。 ミュージシャン経歴ばかり強調されてたが、それ以前に 昼は書店員、夜はホステス。「弟の学資を出すために北 新地で働き始めたらあっという間に稼げるようになった」。 htt
常清滝 : 江の川
島根と広島の県境、中国山脈を割って迸るのが「江の川」。 そこに那智にも華厳にも勝ぐる滝があると聞いて動揺し た。雪で水墨の景色となった川ッ淵を遡りよおよお滝を 仰ぐ。天上から降りきたる神々しい光の束に立ち眩んだ。 htt
きのう仕留めた猪を喰う : 邑南の猟師
国産ゴマ栽培の新しい拠点作り。スタッフの松が予定を 組んでいるのを小耳にはさんで「猪が食えるならワシも 行く」。島根と広島の県境の山稜。その絶壁のロッジが 舞台。裁いたばかりの雌猪のレバー、心臓、肺、ロース。 http:
大梶そば : 出雲大社
出雲来たからにはおいしいとこ連れてって。地元の人で いっぱい。三段の割子。おかわりを三段。さらに釜揚げ 追加。大衆食堂の姿勢と田舎蕎麦の風味がええやんか。 ジャズ流しとる脱サラ蕎麦屋のアホども、わかっとるか。 http:
黄霊芝(コウレイシ) : 台湾の俳人
食句塾の季刊誌で<私の好きな俳人>コーナーがある。 三甫さんがとりあげた俳人のことは初めて知った。「デ ング熱見舞ひは電話もて慇懃」。軽く毒をきかせたユー モア。本日の食句賞は主水「弁当をたためば雪の降車駅」。 http
産地偽装を見破るって、どうやるの?
カルシウムやナトリウムなどの元素の含有量は土壌によ ってちがう。20種類以上の元素濃度で日本と中国の土 壌の性質を把握しておけば、どちらの産地かわかる。緑 茶、黒大豆、梅干し、ニンニクやったらわかるそうです。 http:
『鶴の鬱』 : 間村俊一句集
迷宮がおいでおいでする感覚。正当派をあげるべきだが、 エロ系もぬばたまの沼に入るごとし。「昼顔にをんなの 長きゆまり哉」「春深し卍に開く人の妻」「人妻にうし ろまへある夕立かな」「裏山にかげろふを飼う女かな」。 http