Archive for category 短歌・俳句周辺

< JR塚本の会 〜第7回 星餐図 >

珍しくなった枇杷の樹。
学校裏に薫風の通り過ぎるたび
お尻から色づき始めてます。

< JR塚本の会 〜第7回 星餐図 >

少年はたかきこずゑに枇杷をすすり失墜の種子つつめる果肉
: 塚本邦雄

【遭遇一句  -2019】 05/11~05/15

05/15

花びらの落ちつつほかの薔薇くだく : 篠原梵

 

05/14

「青空の脚」といふもの / ふと過ぎたり / かなしからずや 青ぞらの脚 : 宮沢賢治

 

05/13

五月闇痛いところに船が着く : 樋口由紀子

 

05/12

日本史というまぼろしをまぶしみぬ西暦・和暦対照表に : 佐藤弓生

 

05/11

昼寝覚からすの貌と入れかはる : あざ蓉子

【タイム食句 -2019】 05/11~05/15

05/15

わが通る果樹園の小屋いつも暗く父と呼びたき番人が棲む : 寺山修司

 

05/14

竹の子や児(ちご)の歯ぐきの美しき : 服部嵐雪

 

05/13

我が酒軍おほよそ星の眷属になりてしばしば夜空を仰ぐ : 小角隆男

 

05/12

珍味な匂いに発情する異装の放課後 : 種田スガル

 

05/11

卵黄にたつ血紅もいやしまず愛にたくらむことある朝は : 安永蕗子

【遭遇一句  -2019】05/06~05/10

05/10

驢馬よりも耳大きかる朴の木の根元のめぐり朴の耳塚 : 渡辺松男

 

05/09

卯の花腐し有給休暇の子の熟睡(うまい) : 柴田美代子

 

05/08

腕時計したまま水に入る夢覚めてあなたの頰にさわった : 服部真里子

 

05/07

燕来てより階段の濡れやすき : 川越歌澄

 

05/06

振り下ろすべき暴力を曇天の折れ曲がる水の速さに習う : 堂園昌彦

【タイム食句  -2019】 05/06~05/10

05/10

昼飯は魚河岸と決む鯖の旬 : 澤田誠一

 

05/09

腸詰めに長い髪毛が交つてゐた / ジツト考へて / 喰つてしまつた : 夢野久作

 

05/08

空豆空色負けるということ : 阿部完市

 

05/07

農園に静々と降る長雨に先物価格はたちまち騰る : ユキノ進

 

05/06

筍をざつくり切ってざつくり煮る : 大牧広

七曜耀き花は一気に蝦夷の野へ  : 翠胡

食句塾 5月例会

令和初めての句会となる。
・「令和」迎えし豌豆のひと並び  : 菜摘
・令和朔日蝿が車内を脅かす    : 弥華藍
・令和なる穂先のあやしたけのこ掘り: 大象

5月の食句賞
・七曜耀き花は一気に蝦夷の野へ  : 翠胡

【遭遇一句 -2019】05/01~05/05

05/05

春の月水の音して上りけり : 正木ゆう子

 

05/04

歯ブラシをとめれば雨の音 生きていることにたびたび惚れなおす : 雪舟えま

 

05/03

蝶よ花よと柩の中で育てられ : 佐藤郁良

 

05/02

父母もまた百年前の祖父祖母も五月の町を二人で歩く : 原沢敏治

 

05/01

ねむたさのはじめあたたかかりしかな : 今井杏太郎

【タイム食句 -2019】05/01~05/05

05/05

この町に月が来ている喜びをあなたはそっとパンには挟んだ : 吉野裕之

 

05/04

春霞食べ仙人になりしかな : 大関靖博

 

05/03

なかなかに隠者にさへもなれざれば 雲丹・舌・臓物(もつ)の類至つて好む : 斎藤史

 

05/02

こんにちは春の日の食べられる草 : 飯田晴

 

05/01

のど赤き玄鳥(つばくらめ)ふたつ屋梁にゐて足乳根の母は死にたまふなり : 斉藤茂吉

【遭遇一句 -2019】04/26~04/30

 

04/30

漁夫よ河にも星は満ちたりわがひとに請ふ血より濃き水のくちよせ : 塚本邦雄

〜星餐図

 

04/29

身にしむといふは春もよ昼目覚 : 高山れおな

 

04/28

象などに生まれてしまつた人などに生まれてしまつた柵の内外 : 稲葉京子

 

04/27

風呂場にて受くバプティスマ春の雷 : 宮脇白夜

 

04/26

花は散り其の色となく詠むればむなしき空に春雨ぞ降る : 式子内親王

【タイム食句 -2019】04/26~04/30

04/30

花冷えの寄せながら食ふカレーライス : 小野あらた

 

04/29

おもむろに強火に変えて言うことを聞かぬレタスを炒めんとする : 松村正直

 

04/28

肉食の蜂や茶色の翅が反り : 岸本尚毅

 

04/27

ゆくりなく窓のない家おもほえり白砂糖一キロ壺にうつしつつ : 西村美佐子

 

04/26

眼前にとまりしバスを嗅いで乗る : 阿部青鞋


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