Archive for category 短歌・俳句周辺

【 タイム食句】 06・16〜06・20

6・20
向き合うてふつと他人やかき氷                               : 津川絵里子
〜〜ほほえみながらタガが外れる

6・19
家いでてわれは来しとき渋谷川に卵のからがながれ居にけり : 斎藤茂吉
〜〜時々は豚時々は屍体流れ

6・18
国民は自分の甲羅を分泌す                                           : 関悦史
〜〜バケモノたちの剃毛タイム

6・17
我慢してミートボールを食べている父になる性すべてかなしき : 野口あや子
〜〜抹茶味フルーツ男子蠅叩き

6・16
梅を噛む少年の耳透きとほる                                         : 西東三鬼
〜〜IT進化しのびなく棋士

【 タイム食句】 06・11〜06・15

6・15
電子レンジは腹に銀河を棲まわせて静かな夜に息をころせり : 陣崎草子
〜〜あじさいを殺めるレシピ阿部貞流

6・14
天麩羅にソースをかけた薄暑かな             : 雪我狂流
〜〜紅生姜天五枚重ねに

6・13
君が代は相聞歌だと思うとき手のひらのうえ震えるプディング : 白井健康
〜〜ダイヤモンド45億むかしより

6・12
蝸牛やご飯残さず人殺めず                        : 小川軽舟
〜〜なめくじしくじり樹ににじりよる

6・11
地獄極楽絵図みせられても、だまってまな板のぬめりを洗う : 沖ななも
〜〜シャワー浴び神の指紋をぬぐふ夜

矜羯羅童子 制咤迦童子

(左)矜羯羅童子 (右)制咤迦童子

不動明王のパシリ的八大童子。
今回三十六童子の不動巡礼について
鳴門まで潜入してきました。

塚本邦雄の歌
サッカーの制咤迦童子火のにほひ矜羯羅童子雪のかをりよ

今回、童子それぞれの違いがわかりました。
相撲ならば制咤迦童子は高安、矜羯羅童子は宇良よ

【 タイム食句】 06・06〜06・10

6・10
あとになり気付く蓼酢のありしこと :中原道夫
〜〜奴ののんどに串つきさして

6・9
星にふれてきたさびしさにストローでつめたい水を無心にすする : 東直子
〜〜哲学の疎水をぬけて橋わたる

6・8
五十音の国に生まれて生きて鮎 : 宮崎斗士
〜〜アイナメが先締めわらびもち

6・7
冷蔵庫にほのかに明き鶏卵の、だまされて来し一生のごとし : 岡井隆
〜〜無精卵だがほんとのこといおうか

6・6
置手紙トマト重しに使われて : 江渡華子
〜〜青いまんまでまだすくわれる

・サーフィンの腹這いの奴のっぺらぼう : 大象

食句塾 6月例会
今回は席題オンリーの試み
11人が出題 5句出句

・ビール腹別人なので帰ってもらう : 主水
とぼけてる。帰ってもらう、が笑える。

・青き天体真昼の水へ蛇急ぐ : 翠胡
水惑星地球俯瞰図。蛇といえば、
音楽漂う岸侵しゆく蛇の飢( 赤尾兜子)

・心太主語も名詞もすべり落ち : 弥華藍
中7がわからん。惚けて、あれあれしかでてこない。

・サーフィンの腹這いの奴のっぺらぼう : 大象

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7月例会
日時:7月2日(第1日曜)
場所:八知亭
兼題:たまねぎ・影

<季刊誌夏号 57号>原稿
6・20までに出稿

【 タイム食句】 06・01〜06・05

6・5
この国の死後の奥行き口開けし牛の骸をハエは巡れり : 佐佐木頼綱
〜〜低温調理誤魔化しに限度あり

6・4
青梅や餓鬼大将が肌ぬいで : 一茶
〜〜青痣の胸拭ぐうてピンク

6・3
冷蔵庫の内らに並ぶ生ま卵とほき木星と照り合ひにけり : 高野公彦
〜〜立ち食いのそうめん流し銀河前

6・2
歯磨きの大き塩粒夏に入る : 金子敦
〜〜ライオン悩む虫喰い犬歯

6・1
はつなつと夏とのあはひ韻律のごとく檸檬の創現るるかな : 塚本邦雄
〜〜リミックスしつつかさぶた式部泣く

【 タイム食句】 05・26〜05・31

5・31
わたくしがしずかに腐る冷蔵庫            : 倉富洋子
〜〜ひきこもったまま父のきむこ

5・30
ぬばたまの夜のプールに角砂糖一粒だけを溶かして眠る : 笠木拓
〜〜饒舌を撹拌の匙ドトールに

5・29
マヨネーズおろおろ出づる暑さかな          : 小川軽舟
〜〜気の利かぬ馬鹿上下気にせず

5・28
「屁には屁を」言ひ終はりし時そこら中放屁の音が炸裂したり : 三宅勇介
〜〜放置プレイ シースルーエレベーターの拷問

5・27
君達の頭脳硬直ビヤホール                : 藤田湘子
〜〜アブサン南無三脳軟化症

5・26
死はいつもどこかに漂う気のようなたとえば今朝のコーヒーの湯気 : 白井健康
〜〜よなぐもり払えば群れる太極拳

『玲瓏』0号 創刊準備号

阪神大震災でぜ〜んぶ本棚が倒れた。
なんだかんだと片付けてきたけど、
雑誌類はダンボールにそのまんまほったからし。

『玲瓏』0号 創刊準備号がでてきた。
1985年やから、もお32年に。

【 タイム食句】 05・21〜05・25

5・25
鳥にならうか桜桃を口に継ぎ : 鎌田俊
〜〜喉仏からくりだす空也

5・24
父のなかに芥子のながれている夜をうどんすすりてとおく噎せおり : 内山晶太
〜〜蔓一本サド侯爵の弁明を
5・23
ピーマンは出ないわメロドラマだから : 工藤恵
〜〜反芻上手な胃アイヒマン

5・22
舌の上ゼリーのかけら回しつつ運命はない、ないものはない : 雪舟えま
〜〜 手品師のほ〜らごらんに頭をよせて

5・21
我とわが舌を舐むるにあやめ咲く : 三橋敏雄
〜〜眼窩にどしり肉球はまる

【 タイム食句】 05・16〜05・20

5・20
ひとりまた同僚欠けて疲れゆく夫の箸先うすき翅あり : 富田睦子
〜〜目隠しで握りつぶせば匂う蛍

5・19
真白な大きな電気冷蔵庫 : 波多野爽波
〜〜やっかいものを背負う東芝

5・18
足元不如意にて買ひ物もままならずぽちりて言葉のサラダ買ひけり : 塚田哲史
〜〜siri 家族躁鬱なりてゴミ屋敷

5・17
一族の同じ目をしてさくらんぼ : 田辺須野
〜〜マザコン育ち老老介護

5・16
私の弱い部分を見せながらジンジャーエール差し出している : 野口あや子
〜〜救心を飲むにはぐっとアブサンを


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