2027/09/30 びいと啼く尻声かなし夜の鹿 : 芭蕉 〜笈日記 2027/09/29 ひんがしに霧の巨人がよこたわる : 夏石番矢 2027/09/28 曼珠沙華かなしみは縦横無尽 :
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
<遊行一句 −2026> 2026/09/26~09/30
2026/09/30 硫黄もて焼かれしソドム、曖々と若者の耳ふかき蝸牛管 : 塚本邦雄 〜『水銀伝説』 2026/09/29 渡り鳥近所の鳩に気負なし : 小川軽舟 2026/09/28 少し
<遊行一句 −2025> 2025/09/26~09/30
09・30 ことごとく秋思十一面観音 : 鷹羽狩行 09・29 輪郭はすでに与えた 獣園に放つ種類と数を決めてよ : 乃上あつこ 09・28 パンダより縞馬硬き良夜かな : 野口る理 &nbs
<飲食一句 2027> 2027/09/26~09/30
2027/09/30 魲釣りて後めたきよ浪の月 : 蕪村 2027/09/29 牛乳を捨て蟋蟀を食へといふ : 関悦史 2027/09/28 うつうつと一個のれもん姙れり : 東鷹女 &nbs
<飲食一句 2026> 2026/09/26~09/30
2026/09/30 夜もまはる大樹の影や衣被 : 生駒大祐 2026/09/29 窓の外では通り雨 店により大きく異なるのがチーズナン : 吉田恭大 2026/09/28 孔子一行衣服で赭い
<飲食一句 2025> 2025/09/26~09/30
09・30 満席の回転寿司は養鶏場みたいでふるえつづけるプリン : 岡野大嗣 09・29 貝の脚たひらに伸びる秋の暮 : 森賀まり 09・28 秋茄子を両手に乗せて光らせてどうして死ぬんだろう
<アートな一句 2027> 2027/09/26~09/30
2027/09/30 浮世の月見過ごしにけり末二年 : 西鶴 2027/09/29 天高し軍手をはめてやる気になる : 奥坂まや 2027/09/28 万の翅見えて来るなり虫の闇 : 高野ムツ
<アートな一句 2026> 2026/09/26~09/30
2026/09/30 穴惑ばらの刺繍を身につけて : 田中裕明 2026/09/29 あまでうすあまでうすとぞ打ち鳴らす豊後の秋のおほ瑠璃の鐘 : 永井陽子 2026/09/28 老人に鉄火の
<アートな一句 2025> 2025/09/26~09/30
09・30 劉生のあはれみにくき美少女はひるの冰室の火事見つめゐし : 塚本邦雄 〜『閑雅空間』 09・29 哲学のひとつに美学椿の実 : 山田佳乃 09・28 宿無しの吾の目玉に落ちて来てど
<遊行一句 −2027> 2027/09/21~09/25
2027/09/25 秋の風身をまつたうに持ち崩す : 今井豊 2027/09/24 萩に雨こんな日もなければ困る : 中原道夫 2027/09/23 十五夜の糊の乾かぬ付け睫毛 : 柏柳明子