Archive for category 短歌・俳句周辺

【遭遇一句  -2019】 07/16~07/20

07/20

ドライアイスけむるよ消された者たちよ : 堀葦男

 

07/19

声聞けば暑さぞまさる蝉の羽の薄き衣は身に着たれども : 和泉式部

 

07/18

子を殴ちし長き一瞬天の蝉 : 秋元不死男

 

07/17

啞蝉が砂にしびれて死ぬ夕べ告げ得ぬ愛にくちびる渇く : 春日井建

 

07/16

鬱の日は耳の形の僕がいる : 山口剛

【タイム食句  -2019】 07/16~07/20

07/20

のんどるとしょっぱなからのこーひーがうすいよふけにかわりゆくあお : 吉岡太朗

 

07/19

天丼のかくも雑なり海の家 : 大牧広

 

07/18

ぬるい強炭酸水は舌の味 舌の上を味がうごいて飲む : 斉藤斎藤

 

07/17

はつなつのひかりの友を甘噛みす : 斉田仁

 

07/16

手柄ばなしに賑わうひと夜の宴たけてほろほろとなまぐさし男は : 加藤英彦

第8回 青き菊の主題

<JR塚本の会>
第8回 青き菊の主題

瞬篇小説と短歌を交互に配した
塚本の挑戦であり、
長年願い求めてきた形式の歌集である。

しかし、最近出版された文庫版には
小説を削除、短歌のみで掲載されている。

雑誌『血と薔薇』に連載された
「悦楽園園丁辞典」から塚本に出会った私には、
<青き菊の主題>の小説と短歌の虚実の交歓は
眩しいものであった。

今回の文庫版で初めて出会うとして、
<青き菊の主題>の楽しみは
あらかじめ奪われているとしかいえない。

【遭遇一句 -2019】 07/11~07/15

07/15

いまになぜ電車にまにあはざりしゆめ金魚の吐けるあぶくのような : 渡辺松男

 

07/14

ばさばさと股間につかふ扇かな : 丸谷才一

 

07/13

ひたぶるに暗黒を飛ぶ蝿ひとつ障子にあたる音ぞきこゆる : 斎藤茂吉

 

07/12

見えぬ手を濡らしたっぷり昼寝する : 渋川京子

 

07/11

そのときもやはり笑っているだろう水の広場に花を浮かべて : 土岐友浩

【タイム食句 -2019】 07/11~07/15

07/15

わが死後へわが飲む梅酒遺したし : 石田波郷

 

07/14

いちじくのワイン煮たまういち人に裏も表も知りつくされて : 福井孝

 

07/13

飛ばしたる西瓜の種の西瓜の芽 : 山田真砂年

 

07/12

わかりあうことはできない 同じものを見たり食べたり聞いたりしても : 加藤千恵

 

07/11

白玉がのどに詰まっている時間 : 金原まさ子

・数行のエンディングノート糸瓜垂る : 大象

食句塾 7月例会

・ビアガーデン出て暗算を驚かれ : 飛白

・不可能と思う水着に入りけり  : 主水

・数行のエンディングノート糸瓜垂る : 大象

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7・21 季刊誌 合評会
8・4  8月例会
兼題: 立ち食い ・ 軽

場所:阿倍野市民学習センター

【遭遇一句  -2019】 07/06~07/10

07/10

向日葵が好きで狂ひて死にし画家 : 高浜虚子

 

07/09

人間は忘れることができるから気も狂わずに、ほら生きている : 枡野浩一

 

07/08

どこの莫迦が人など造つた へい、 あッしが : 関悦史

 

07/07

海こえてかなしき婚をあせりたる権力のやわらかき部分見ゆ : 岡井隆

 

07/06

白百合を臭し臭しと独り嗅ぐ : 三橋敏雄

【タイム食句  -2019】 07/06~07/10

07/10

口もなく肛門もなき生き物のすがすがしかるらんさびしかるらん : 沢田英史

 

07/09

夏料理路面電車の音とほく : 佐藤郁良

 

07/08

めずらしく公衆電話に人がいて着替えしながら食事をしてた : 織部壮

 

07/07

蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな : 芥川龍之介

 

07/06

通るたびヤバかったのにもうないや西門前のケバブサンド屋 : 法橋ひらく

【遭遇一句 -2019】 07/01~07/05

7/05

古書ひとつ諦めたれば蒼穹をあじさゐのあをあふるるばかり : 吉田隼人

 

07/04

我生の美しき虹皆消えぬ : 高浜虚子

 

07/03

蛮行に父はかがやけ殴らるるよりはやくわれを殴り倒して : 荻原裕幸

 

07/02

虹自身時間はありと思いけり : 阿部青鞋

 

07/01

カレンダーめくり忘れていたぼくが二秒で終わらせる五月・六月 : 木下龍也

【タイム食句 -2019】 07/01~07/05

07/05

蛇に触れ酸つぱいものが欲しくなる : 加藤静夫

 

07/04

職場から酒場へ向かふ 西部劇のころがる草のやうな気持ちで : 田村元

 

07/03

手枕もなかったように水茶漬け : 大森案山子

 

07/02

ぼくの死ではない死はある日指先に染み入るおろし生姜のにおい : 中澤系

 

07/01

麦飯は日暮れの匂い私雨 : 塩野谷仁


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