2027/12/05 いんちきもうつくしくなることがある : 筑紫磐井 2027/12/04 鶴来る仲間の死には目をくれず : 小池康生 2027/12/03 流星を連れに語らず冬の原 : 金
カテゴリー: セサミ日記
<遊行一句 −2026> 2026/12/01~12/05
2026/12/05 聞くやいかにうはの空なる風だにも松に音する習ひありとは : 宮内卿 ~『新古今和歌集』 2026/12/04 早送りされてく象のいる町で : 中村真也 #象な一句 202
<遊行一句 −2025> 2025/12/01~12/05
12・05 マスクしてゆけとぶつきらぼうに父 : 金子敦 12・04 白鳥はふっくらと陽にふくらみぬ ありがとういつも見えないあなた : 渡辺松男 12・03 恋人のほくろに小さき鶴棲むか :
<飲食一句 2027> 2027/12/01~12/05
2027/12/05 動かせばこぼるるほどの葱うどん : 西村麒麟 2027/12/04 耳やはらかく熱燗の座につけり : 野中亮介 2027/12/03 一列に日を撥ね返し鮪百 : 奥坂まや
<飲食一句 2026> 2026/12/01~12/05
2026/12/05 撃たれ吊され剥かれ剖かれ兎われ : 堀田季何 2026/12/04 物騒な事件のときに物騒な側の気持ちで胃に溜まる雨 : 宇野なずき 2026/12/03 悪相の魚は美味
<飲食一句 2025> 2025/12/01~12/05
12・05 あれこれと考えた末に至ること疲れたら休む腹減れば食む : 沖ななも 12・04 にんじんサラダわたし奥様ぢやないぞ : 小川楓子 12・03 笑ってほしいだけだったんだ冬の雨はるさ
<アートな一句 2027> 2027/12/01~12/05
2027/12/05 着ぶくれて母は真白き素数なり : 鳥居真里子 2027/12/04 家に時計なければ雪はとめどなし : 森澄雄 2027/12/03 白鳥の声映るまで眼鏡拭く : 高野ム
<アートな一句 2026> 2026/12/01~12/05
2026/12/05 紀元前二世紀ごろの咳もする : 木村半文銭 2026/12/04 走馬灯に雪がたくさん残るなか漫画を借りに出かけるだろう : 橙田千尋 2026/12/03 湯ざめして鏡
<アートな一句 2025> 2025/12/01~12/05
12・05 しづかなる午前十時に飛鳥仏の小さき前にわれは来たりぬ : 斎藤茂吉 12・04 冬髪刈るや庭園論の父いずこ : 寺山修司 〜『花粉航海』 12・03 忘れ物しても取りには戻らない言
<遊行一句 −2027> 2027/11/26~11/30
2027/11/30 戸口までつひと枯込む野原かな : 一茶 2027/11/29 それまでのことこれからのこと落葉して : 中原道夫 2027/11/28 冬の蠅しづかなりわが膚を踏み :