どんなときもどんなときも
カテゴリー: セサミ日記
<遊行一句 −2027> 2027/04/06~04/10
2027/04/10 雪柳七時かそこらなのに怖い : 佐藤智子 2027/04/09 剃刀負けを撫でて桜に詣でる夜 : 福田若之 2027/04/08 蝶や果つなべて旅人算の外に : 九堂夜想
<遊行一句 −2026> 2026/04/06~04/10
2026/04/10 余命とは暮春に似たり遠眼鏡 : 中村苑子 2026/04/09 階段をおりる自分をうしろから突き飛ばしたくなり立ちどまる : 枡野浩一 2026/04/08 アレルギー薬
<遊行一句 −2025> 2025/04/06~04/10
04・10 「部品がありません」と春ひなか古き時計をひきとりにゆく : 林田恒浩 04・09 つちふるや我ら黄色人種たり : 寺井谷子 04・08 わが母を焼かねばならぬ火を持てり天つ空には見
<飲食一句 2027> 2027/04/06~04/10
2027/04/10 あんぱんにほのと酒の香目借時 : 藤本智子 2027/04/09 花は葉にこし餡派なのですねははん : 小川楓子 2027/04/08 一枚づつ湯葉を引き上げ春惜しむ :
<飲食一句 2026> 2026/04/06~04/10
2026/04/10 コーヒーを卓上に置きはるかなる心惑星と永遠の鳥 : 大滝和子 2026/04/09 単純に醜くなりぬ子持鯊 : 岩田奎 2026/04/08 液体の拍手をひ
<飲食一句 2025> 2025/04/06~04/10
04・10 鱒釣るやジンの小瓶を草に置き : 栗原修二 04・09 厚切りのベーコンよりもこのキャベツ、甘藍(キャベツ)の愛しゑサンドイッチに : 山下翔 04・08 陽炎より手が出て握り飯摑
<アートな一句 2027> 2027/04/06~04/10
2027/04/10 行く春やキリストは垂れ釈迦は臥し : 鷹羽狩行 2027/04/09 逃水のおもてに糊の粘りあり : 鴇田智哉 2027/04/08 春の雨街濡れSHELLと紅く濡れ :
<アートな一句 2026> 2026/04/06~04/10
2026/04/10 西方浄土東方浄瑠璃みな鏡ここの赤子もうつりてをらむ : 渡辺松男 2026/04/09 エアギターのようにあいされている : 八上桐子 2026/04/08 我も君もただ
<アートな一句 2025> 2025/04/06~04/10
04・10 春の死を鳥の遺した羽根で弾く : 依光陽子 04・09 ビートルズの蝋人形と歓談を望むならきみも蝋人形に : 我妻俊樹 04・08 涅槃図に蛇蝎加へて悲しめり : 阿波野青畝 &n