2027/11/05 露の道また二またにわかれけり : 万太郎 2027/11/04 虫たちの音に色付けていく絵筆 : 四ッ谷龍 2027/11/03 火の一穢映してみづの澄みにけり : 安里
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
<アートな一句 2026> 2026/11/01~11/05
2026/11/05 どの部屋のドアを開いてみても犀 : 宗田安正 2026/11/04 白露の色はひとつをいかにして秋の木の葉を千々にそむらむ : 藤原敏行 〜『古今集』 2026/11/0
<アートな一句 2025> 2025/11/01~11/05
11・05 ま萩散る庭の秋風身にしみて夕日のかげぞ壁に消えゆく : 永福門院 ~『風雅集』 11・04 秋気澄むピアノの音の一雫 : 月野ぽぽな 11・03 交差点で見せたバレエの一幕の、ほら
<遊行一句 −2027> 2027/10/26~10/31
2027/10/31 露の世は露の世ながらさりながら : 一茶 2027/10/30 会釈して北陸道に入りにけり : 阿部完市 2027/10/29 秋の暮仮寝おもはぬ深さまで : 藤田湘子
<遊行一句 −2026> 2026/10/26~10/31
2026/10/31 一木に死力尽くせる紅葉なり : 奥坂まや 2026/10/30 大宇宙はあっという間に縮みゆき居場所なくなり寄り切られたり : 小野田光 2026/10/29 配達ののぞ
<遊行一句 −2025> 2025/10/26~10/31
10・31 誤植あり。中野駅徒歩十二年。それでいいかもしれないけれど : 大松達知 10・30 独白のやうに蓮の敗れをり : 山口昭男 10・29 押ボタン式信号と気付かずにここで未来をじっと
<飲食一句 2027> 2027/10/26~10/31
2027/10/31 青くてもあるべき物を唐がらし : 芭蕉 〜『深川』 2027/10/30 切実な嘘なら許す柿たわわ : 野中紅里 2027/10/29 秋の暮大魚の骨を海が引く : 西東
<飲食一句 2026> 2026/10/26~10/31
2026/10/31 血紅の魚卵に鹽のきらめける眞夜にして胸に消ゆる装飾樂句 : 塚本邦雄 〜『装飾樂句』 2026/10/30 大阪にアジアの風や南瓜煮る : 小川軽舟 #大阪な一句 202
<飲食一句 2025> 2025/10/26~10/31
10・31 刻ながれやまず林檎の歯形にも : 笹下蟷螂子 10・30 会いたさの会えばほどけてりんごにはその皮だけが赤いという罰 : 吉岡太朗 10・29 天空の星を引寄せ柚子熟るる : 高橋
<アートな一句 2027> 2027/10/26~10/31
2027/10/31 稲づまや浪もてゆへる秋津しま : 蕪村 〜『蕪村遺稿』 2027/10/30 草の絮空ゆく倭建命かな : 大石悦子 2027/10/29 寂しいと言い私を蔦にせよ :