2027/11/10 柿落葉大切になる前に捨つ : 藤井あかり 2027/11/09 銀杏落葉象の歩みを輝かす : 川越歌澄 2027/11/08 残り世は忘らるるため竜の玉 : 山上樹実雄
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
<遊行一句 −2026> 2026/11/06~11/10
2026/11/10 冬鳥や羽撃くために棄てしもの : 志村斗萌子 2026/11/09 恋をしてふす猪の床はまどろまでぬたうちさます夜半のねざめよ : 待賢門院 2026/11/08 短日の
<遊行一句 −2025> 2025/11/06~11/10
11・10 惑星は軌道を走る我生きてひとり欠し伸せんために : 森鴎外 11・09 非正規は非正規父となる冬も : 西川火尖 11・08 さかのぼる暗き魚群に魚體無し 魚は目のみとなりて遡る
<飲食一句 2027> 2027/11/06~11/10
2027/11/10 小夜時雨自動販売機が濡れる : 佐藤延重 2027/11/09 小春日の口内炎に味がある : 小林鮎美 2027/11/08 料亭に時計すくなし白障子 : 鈴木総史 &n
<飲食一句 2026> 2026/11/06~11/10
2026/11/10 天錫の林檎と思う刃を入れて力の通り形になれば : 榊󠄀原紘 2026/11/09 海老フライの尻尾の積まれ小春かな : 小野あらた 2026/11/08 冬晴れの切ないよ
<飲食一句 2025> 2025/11/06~11/10
11・10 逢うと抱きたし冬の林檎に蜜多し : 越智友亮 11・09 焼くために羊の肉をひろげたり暴動という明るきちから : 加藤治郎 11・08 酢海鼠を残人類としてつまむ : 矢島渚男 &
<アートな一句 2027> 2027/11/06~11/10
2027/11/10 ラグビーの主に尻見てゐる感じ : 太田うさぎ 2027/11/09 観音の臍うつくしくしぐれけり : 岩岡中正 2027/11/08 ランナーの腿満ち満ちて冬に入る :
<アートな一句 2026> 2026/11/06~11/10
2026/11/10 地図の言う通りに歩く冬の夜ここは獣のほうの入り口 : 鈴木晴香 2026/11/09 黒ずんでいるのは時間冬の雨 : 秋尾敏 2026/11/08 きみたちのダンスダンス
<アートな一句 2025> 2025/11/06~11/10
11・10 星空はおほきな時計山眠る : 南十二国 11・09 抱き上げるビスクドールの肩に噛み痕をつけわが少女期おわる : 野口あや子 11・08 白山茶花こぼれ太鼓の中の日日 : 小山玄紀
<遊行一句 −2027> 2027/11/01~11/05
2027/11/05 秋淋し日月ともにひとつゆゑ : 生駒大祐 2027/11/04 戸の口にすりつぱ赤し雁の秋 : 原石鼎 2027/11/03 犬小屋に犬が入らぬ文化の日 : 渡辺誠一郎