11/20 右手だけぐうんと長く描かれて子は絵日記に兎撫でいる : 川本千栄 11/19 縄文のビーナスに臍山眠る : 篠崎央子 11/18 あと一年で車を卒へて籠りなばシャガールのやうに空
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遊行一句 −2024】2024/11/11~11/15
11/15 冬庭の底の底にてあたたまりゐし憶、便座!不不!その温さ! : 岡井隆 〜『阿婆世』 11/14 たった百年前にいない俺と穴熊 : 赤野四羽 11/13 わが皺手握るすなはち死の側に
【飲食一句 2024】2024/11/11~11/15
11/15 金精大明神の軸掛け薬喰 : 三村純也 11/14 わが内のあなたは異物憎しみの針千本を飲みくだしたり : 田中槐 11/13 缶コーヒー取出口の落葉かな : 金子敦 11/12 地
【 アートな一句 −2024】2024/11/11~11/15
11/15 仄と咲き鉛筆画めく冬桜 : 木暮陶句郎 11/14 男でも女でもなくまぼろしの子どもを滝と名づけて遠い : 大森静佳 11/13 能面は落葉にまみれ易きかな : 曽根毅 &nb
<ひえ、さび>の果て
連歌師心敬 枯野の薄あり明の月 <ひえ、さび>の果てに許されるまことの風雅
【遊行一句 −2024】2024/11/06~11/10
11/10 白象とおもふ時雨の山並は : 青山茂根 #象な一句 11/09 どの夜の奥にも駅が横たわる環状線のしずかな疲れ : toron* 11/08 長き夜のところどころに付箋貼る : 金
【飲食一句 2024】2024/11/06~11/10
11/10 けふをきのふとゆるく繋いでここにある葱をきざんだままの包丁 : 荻原裕幸 11/09 劇場のごとくしづかに牛蒡あり : 阿部青鞋 11/08 ヌードルに「かやく」を乗せて湯をそそぎ
【 アートな一句 −2024】2024/11/06~11/10
11/10 あをぐろき抹香鯨の屍体より脂は滲みだして虹を画くかな : 高木佳子 11/09 水晶の夜映写機は砕けたか : 堀田季何 ・・・水晶の夜:ドイツの各地で発生した反ユダヤ主義暴動(19
【遊行一句 −2024】2024/11/01~11/05
11/05 なけなしの力こぶだがピクニックするならこんな丘がいいだろ : 平安まだら 11/04 と言ひて鼻かむ僧の夜寒かな : 虚子 11/03 風吹けばあだにやれゆく芭蕉葉のあればと身をも
【 アートな一句 −2024】2024/11/01~11/05
11/05 水澄みて金閣の金さしにけり : 阿波野青畝 11/04 痛そうな整骨院の看板がロックっぽくて撮りたくなった : 平安まだら 11/03 黄落や祐三もかくうつむきて : 赤尾兜子 &