2027/06/15 幽霊も口上に座し夏芝居 : 中本真人 2027/06/14 羅をゆるやかに著て崩れざる : 松本たかし 2027/06/13 ビニールプール干して無認可保育園 : 井出野
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
<アートな一句 2026> 2026/06/11~06/15
2026/06/15 ストレッチに詳しい人が一人いて全員が手を伸ばしてる部屋 : 山本まとも 2026/06/14 間をあけて立つデルボーの人涼し : 仁平勝 2026/06/13 晝の視力ま
<アートな一句 2025> 2025/06/11~06/15
06・15 雨月の夜蜜の暗さとなりにけり野沢凡兆その妻羽紅 : 高野公彦 06・14 草わかば色鉛筆の赤き粉のちるがいとしく寝て削るなり : 北原白秋 06・13 ラッパーの拳と拳夏の月 : 上野犀行 &n
<遊行一句 −2027> 2027/06/06~06/10
2027/06/10 噴水はまこと大きな感嘆符 : 金子敦 2027/06/09 一の橋二の橋ほたるふぶきけり : 黒田杏子 2027/06/08 かはほりの糞ぞ蚊の目のあまた入る : 小澤實
<遊行一句 −2026> 2026/06/06~06/10
2026/06/10 物おもへば沢の蛍も我が身よりあくがれいづる魂かとぞみる : 和泉式部 〜『後拾遺集』 2026/06/09 梅雨深し指紋だらけの部屋にゐる : 岡田由季 2026/06/
<遊行一句 −2025> 2025/06/06~06/10
06・10 蟇現るる武器商人の面をして : 花房なお 06・09 つまり樹は水の柱だ 大空にみどりの炎吹き上げて立つ : 時田則雄 06・08 透けてをり海月に心らしきもの : 堀切克洋 &n
<飲食一句 2027> 2027/06/06~06/10
2027/06/10 死者のため茹でたての蝦蛄手で喰らふ : 飯島晴子 2027/06/09 梅雨晴間うどんの腰を褒め合へり : 仁平勝 2027/06/08 夏服の集まるフードコートかな :
<飲食一句 2026> 2026/06/06~06/10
2026/06/10 永遠に泣いていたいの心太 : 池田澄子 026/06/09 兄たちの遺体のごとく或る日ひそかに村に降ろされいし魚があり : 平井弘 2026/06/08 鱧の皮なんぞおも
<飲食一句 2025> 2025/06/06~06/10
06・10 無職なのに舌の肥えてる妹が「ないわ」と呟きながら箸置く : 小坂井大輔 06・09 一滴のうすくちしやうゆ緑さす : 藤本美和子 06・08 なめろうはゆうれいの肉少しずつ月夜すず
<アートな一句 2027> 2027/06/06~06/10
2027/06/10 始祖鳥にやけに詳しきアロハシャツ : 篠原新治 2027/06/09 蛍の夜ふけて楕円に似たりけり : 橋閒石 2027/06/08 梅雨霧や車の鍵のかかる音 : 浅川芳