2027/11/20 十四時台に来る夕方や落葉樹 : 佐藤文香 2027/11/19 遊星の一塵として着ぶくれぬ : 竹岡一郎 2027/11/18 かいつぶり毎日無理をしてゐたり : 岡田由
<遊行一句 −2026> 2026/11/16~11/20
2026/11/20 十一月いまぽーぽーと燃え終え : 阿部完市 〜『絵本の空』 2026/11/19 皮膚を剥ぐかたちに脱ぎて革手袋のその裏側を見せしまま置く : 齋藤史 2026/11/1
<遊行一句 −2025> 2025/11/16~11/20
11・20 こんなにも人が好きだよ 暗がりに針のようなる光は射して : 中澤系 11・19 仰ぎゐて溜まる涙や冬あをぞら : 名取光恵 11・18 気を消してしのびやかに隣に来るものを快楽の如
<飲食一句 2027> 2027/11/16~11/20
2027/11/20 安全弁だつたはずだがこの海鼠 : 佐々木歩 2027/11/19 しぐるるや魚の脂の焼くる音 : 山口昭男 2027/11/18 食堂ののれん仕舞はれオリオン座 : 松本
<飲食一句 2026> 2026/11/16~11/20
2026/11/20 太葱の一茎ごとに蜻蛉ゐてなにか恐るるあかき夕暮 : 北原白秋 2026/11/19 さらに続く探査機の旅大根煮る : 徳永真弓 2026/11/18 火のにほひ孕む言葉を
<飲食一句 2025> 2025/11/16~11/20
11・20 法事一族冬のビールを真ん中に : 岡田由季 11・19 コーヒーに近づけたればその面にわれのみが見て揺るるわが鼻 : 染野太朗 11・18 みかん、的な。なんだか話せない僕ら :
<アートな一句 2027> 2027/11/16~11/20
2027/11/20 宿の鍵放りて布団凹みたる : 黒岩徳将 2027/11/19 帰り花真つ赤須佐之男かも知れず : 河村正浩 2027/11/18 劇場が人解き放つ夜の落葉 : 津川絵理子
<アートな一句 2026> 2026/11/16~11/20
2026/11/20 はつ雪と同じ目線で落ちてゆくGoogleマップを拡大させれば : toron* 2026/11/19 石の家にぼろんとごつんと冬が来て : 高屋窓秋 2026/11/18
<アートな一句 2025> 2025/11/16~11/20
11・20 鏡台の塗りの剥落近松忌 : 真砂女 11・19 古書店の棚で見つけた『百年の孤独』はいまも未読のままで : 伊波真人 11・18 鴨流れ次の一羽もまたゆるく : 西村麒麟 &nbs
<遊行一句 −2027> 2027/11/11~11/15
2027/11/15 皺々の生きものばかり小六月 : 渡辺誠一郎 2027/11/14 枯蟷螂ひと恋ふことのこんがりと : 太田うさぎ 2027/11/13 企画書を五分で仕上げ竜の玉 : 藤