2027/11/05 秋淋し日月ともにひとつゆゑ : 生駒大祐 2027/11/04 戸の口にすりつぱ赤し雁の秋 : 原石鼎 2027/11/03 犬小屋に犬が入らぬ文化の日 : 渡辺誠一郎
<遊行一句 −2026> 2026/11/01~11/05
2026/11/05 悩むのが好きなんですね。とあっけなく僕のターンが終わってしまう : 長谷川麟 2026/11/04 手のひらではかる体温秋深む : 大高翔 2026/11/03 魚の手は
<遊行一句 −2025> 2025/11/01~11/05
11・05 たよるとはたよらるゝとは芒かな : 久保田万太郎 11・04 誰もいない部活の終わった教室は走行している夜行バスのよう : 菅原瑞生 11・03 犬の尻からこめかみを膨らます :
<飲食一句 2027> 2027/11/01~11/05
2027/11/05 残菊や酔ひ醒めの水ささくれぬ : 内野義悠 2027/11/04 熟柿吸ふ馬鹿が頭の中あるき : 東京三 2027/11/03 粗(あら)煮ては霧の向かうに島を見て :
<飲食一句 2026> 2026/11/01~11/05
2026/11/05 ソース瓶汚れて立てる野分かな : 波多野爽波 2026/11/04 缶珈琲のタブ引き起こす一瞬にたちこめる湖水地方の夜霧 : 鈴木加成太 2026/11/03 友にただつ
<飲食一句 2025> 2025/11/01~11/05
11・05 目の前の人と仲良くなることの意味など思えば蛸刺し乾く : 佐佐木定綱 11・04 筆圧の強き手紙や木守柿 : 小野あらた 11・03 鮭は捨てるところが少ないですって鮭の知らないと
<アートな一句 2027> 2027/11/01~11/05
2027/11/05 露の道また二またにわかれけり : 万太郎 2027/11/04 虫たちの音に色付けていく絵筆 : 四ッ谷龍 2027/11/03 火の一穢映してみづの澄みにけり : 安里
<アートな一句 2026> 2026/11/01~11/05
2026/11/05 どの部屋のドアを開いてみても犀 : 宗田安正 2026/11/04 白露の色はひとつをいかにして秋の木の葉を千々にそむらむ : 藤原敏行 〜『古今集』 2026/11/0
<アートな一句 2025> 2025/11/01~11/05
11・05 ま萩散る庭の秋風身にしみて夕日のかげぞ壁に消えゆく : 永福門院 ~『風雅集』 11・04 秋気澄むピアノの音の一雫 : 月野ぽぽな 11・03 交差点で見せたバレエの一幕の、ほら
<遊行一句 −2027> 2027/10/26~10/31
2027/10/31 露の世は露の世ながらさりながら : 一茶 2027/10/30 会釈して北陸道に入りにけり : 阿部完市 2027/10/29 秋の暮仮寝おもはぬ深さまで : 藤田湘子