2027/12/15 討ち入りの日なりつるりと茹で玉子 : 如月真菜 2027/12/14 運のなき男ばかりの忘年会 : 櫻木秀夫 2027/12/13 葱を煮るどろりと泡を抱くところ : 岩
<飲食一句 2026> 2026/12/11~12/15
2026/12/15 パスタ一握り正確冬旱 : 西川火尖 2026/12/14 見えますか食べものを出しっぱなしのテーブルあれが北海道です : 雪舟えま 2026/12/13 明日あると思はば
<飲食一句 2025> 2025/12/11~12/15
12・15 今はまだ死ぬのが怖いヒレ肉を油に落とすすれすれの指 : 富田睦子 12・14 まんなかにあしたのパンと書いてある : 石田柊馬 12・13 誰かれとなく奢られてCheerz!といふ
<アートな一句 2027> 2027/12/11~12/15
2027/12/15 ボロ市の転がし売りの万華鏡 : 山西雅子 2027/12/14 縄文終期消し忘れたる焚火 : マブソン青眼 2027/12/13 壁に沿つて一日歩くカフカかな : 筑紫磐
<アートな一句 2026> 2026/12/11~12/15
2026/12/10 筋肉の蝶はうごけりピアノ弾くひとの背中の肩紐の間を : 大森静佳 2026/12/09 二人真顔あとはふざけてラグビー部 : クズウジュンイチ 2026/12/08 二階
<アートな一句 2025> 2025/12/11~12/15
12・15 銃声をききたくてきし寒林のその一本に尿(ゆ)まりて帰る : 寺山修司 12・14 体内も枯山水の微光かな : 橋閒石 12・13 夜になるとゆくてはながくなるといへ等間隔の裸木の影
<遊行一句 −2027> 2027/12/06~12/10
2027/12/10 冬の湯に翁の臀の嗤ふごと : 小島明 2027/12/09 後朝の冬の廊下のつきあたり : 杉本青三郎 2027/12/08 開戦日人よりはやく銭湯へ : 渡辺誠一郎 &
<遊行一句 −2026> 2026/12/06~12/10
2026/12/10 着ぶくれて物もちの良さにあきれる : 岸本マチ子 2026/12/09 地球儀のなかがからつぽなることを思ひぽぽぽと水、木曜日 : 荻原裕幸 2026/12/08 肯定の
<遊行一句 −2025> 2025/12/06~12/10
12・10 夕まぐれ油を移しつつ思ふあぶらの満ちてゆくはたのしゑ : 岡井隆 〜『人生の視える場所』 12・09 冬の雲会社に行かず遠出せず : 西村麒麟 12・08 思い出し笑いができるおと
<飲食一句 2027> 2027/12/06~12/10
2027/12/10 海鼠腸を食ふや古事記の神々と : 小林貴子 2027/12/09 葱切つて潑剌たる香悪の中 : 加藤楸邨 2027/12/08 立てて売る鮪の頭十二月 : 奥名春江 20