2027/10/31 青くてもあるべき物を唐がらし : 芭蕉 〜『深川』 2027/10/30 切実な嘘なら許す柿たわわ : 野中紅里 2027/10/29 秋の暮大魚の骨を海が引く : 西東
<飲食一句 2026> 2026/10/26~10/31
2026/10/31 血紅の魚卵に鹽のきらめける眞夜にして胸に消ゆる装飾樂句 : 塚本邦雄 〜『装飾樂句』 2026/10/30 大阪にアジアの風や南瓜煮る : 小川軽舟 #大阪な一句 202
<飲食一句 2025> 2025/10/26~10/31
10・31 刻ながれやまず林檎の歯形にも : 笹下蟷螂子 10・30 会いたさの会えばほどけてりんごにはその皮だけが赤いという罰 : 吉岡太朗 10・29 天空の星を引寄せ柚子熟るる : 高橋
<アートな一句 2027> 2027/10/26~10/31
2027/10/31 稲づまや浪もてゆへる秋津しま : 蕪村 〜『蕪村遺稿』 2027/10/30 草の絮空ゆく倭建命かな : 大石悦子 2027/10/29 寂しいと言い私を蔦にせよ :
<アートな一句 2026> 2026/10/26~10/31
2026/10/31 聞き取れないほど最高速で(もっともっと)うたって 夜警国家のよるは : 瀬口真司 2026/10/30 能面の月華を宿す白さかな : 和田華凛 2026/10/29 宇宙
<アートな一句 2025> 2025/10/26~10/31
10・31 音叉打つ波形は眠る蛇に着き : 四ツ谷龍 10・30 ループする映像のなかうつくしい鳥は何度も生まれつづけて : 早月くら 10・29 長き夜の楽器かたまりゐて鳴らず : 伊丹三樹
<遊行一句 −2027> 2027/10/21~10/25
2027/10/25 ぬす人に取り残されし窓の月 : 良寛 2027/10/24 何をしにホモ・サピエンス星月夜 : 矢島渚男 2027/10/23 一葉落ち天下とはこの辺りらし : 池田澄子
<遊行一句 −2026> 2026/10/21~10/25
2026/10/25 びいと啼く尻声悲し夜の鹿 : 芭蕉 〜 『杉風宛親戚書簡』 2026/10/24 事故死を出した会社というは静かにて電話の音が時おりひびく : 松村正直 2026/10/
<遊行一句 −2025> 2025/10/21~10/25
10・25 銀木犀 忘れえぬ日の内側へ鯨幕などくぐって来るな : 榊原紘 10・24 長き夜をたたる将棋の一ト手哉 : 幸田露伴 10・23 展望台から見る街の、なんかこう、全部無駄かもしれな
<飲食一句 2027> 2027/10/21~10/25
2027/10/25 末枯やカレー南蛮鴨南蛮 : 田中裕明 2027/10/24 あかるくてからつぽしぼり器のレモン : 浅川芳直 2027/10/23 鳥わたるこきこきこきと罐切れば : 秋