01/10

アレルギーなので枯野を出られない : 安田中彦

 

01/09

世界病む断面の濃き朝刊をかかえ勤務(つとめ)の隊列に入る : 小高賢

 

01/08

白鳥の向きみなおなじ寒さかな : 本宮哲郎

 

01/07

あがこゝろ筑紫の海の不知火の知られざる神汝(な)と相枕(ま)かむ : 高橋睦郎

 

01/06

鞄あけ物探がす人冬木中 : 高浜虚子

 

01/05

灯を消してしのびやかに隣に来るものを快楽の如くに今は狎らしつ : 中城ふみ子