2027/11/25 かもめ来よ天金の書をひらくたび : 三橋敏雄 2027/11/24 狼の絶滅といふ守り方 : 小池康生 2027/11/23 一対か一対一か枯野人 : 鷹羽狩行 &nbs
<アートな一句 2026> 2026/11/21~11/25
2026/11/25 鉄棒に三つの高さ空つ風 : 飯塚よし枝 2026/11/24 フェイドアウトされゆく昭和の片隅に小津安二郎といふ日溜りがある : 内藤明 2026/11/23 気休めの猪
<アートな一句 2025> 2025/11/21~11/25
11・25 この町の全てを捨てると思うとき怒りは神秘に近く 篝火 : 吉岡優里 11・24 冬雲やわが胸奥にルドンの目 : 栗原修二 11・23 粗っぽい例えのために出囃子も用意されずに落語家
『旅と日々』三宅唱監督
客船クルーズや星野リゾートやなんやかやで 旅が丸っぽ味気ないものに成り果てた。 目的もなく泊まるあてもない 流離の齧り端からを、旅というなら むしろ転職サラリーマンが一番こころの旅人らしい。 つげ義春には春がくっついてい
<遊行一句 −2027> 2027/11/16~11/20
2027/11/20 十四時台に来る夕方や落葉樹 : 佐藤文香 2027/11/19 遊星の一塵として着ぶくれぬ : 竹岡一郎 2027/11/18 かいつぶり毎日無理をしてゐたり : 岡田由
<遊行一句 −2026> 2026/11/16~11/20
2026/11/20 十一月いまぽーぽーと燃え終え : 阿部完市 〜『絵本の空』 2026/11/19 皮膚を剥ぐかたちに脱ぎて革手袋のその裏側を見せしまま置く : 齋藤史 2026/11/1
<遊行一句 −2025> 2025/11/16~11/20
11・20 こんなにも人が好きだよ 暗がりに針のようなる光は射して : 中澤系 11・19 仰ぎゐて溜まる涙や冬あをぞら : 名取光恵 11・18 気を消してしのびやかに隣に来るものを快楽の如
<飲食一句 2027> 2027/11/16~11/20
2027/11/20 安全弁だつたはずだがこの海鼠 : 佐々木歩 2027/11/19 しぐるるや魚の脂の焼くる音 : 山口昭男 2027/11/18 食堂ののれん仕舞はれオリオン座 : 松本
<飲食一句 2026> 2026/11/16~11/20
2026/11/20 太葱の一茎ごとに蜻蛉ゐてなにか恐るるあかき夕暮 : 北原白秋 2026/11/19 さらに続く探査機の旅大根煮る : 徳永真弓 2026/11/18 火のにほひ孕む言葉を
<飲食一句 2025> 2025/11/16~11/20
11・20 法事一族冬のビールを真ん中に : 岡田由季 11・19 コーヒーに近づけたればその面にわれのみが見て揺るるわが鼻 : 染野太朗 11・18 みかん、的な。なんだか話せない僕ら :