『 初夜上堂 』:水島太郎

『 初夜上堂 』:水島太郎

東大寺修二会。
松明につづいて、練行衆が堂に入って祈祷。
この作品を創った太郎さんは、
その練行衆の<処世界>として上堂。

世沙弥樹下に佇む気配やいかに。
夜行に浮かぶ、祈りの時。

<世沙弥コレクション ー2018>

遭遇一句 : 11・16〜11・20

1120
毛皮着て王いきいきと醜けれ : 高山れおな

 

1119
樹は風の強い日に切れつていふぢやない 旧友長谷川を見捨てたあの日 : 岡井隆

 

1118
水にゐるごとくに風邪を保ちをる : 鴇田智哉

 

1117
露をだにいとふ倭の女郎花ふるあめりかに袖はぬらさじ : 花魁 亀遊
〜〜有吉佐和子の戯曲
1116
見えぬ眼の方の眼鏡の玉も拭く : 日野草城

タイム食句 : 11・16〜11・20

11/20

おもむろに強火に変えて言うことを聞かぬレタスを炒めんとする : 松村正直  

〜〜上方の益荒男ぶりはきわきわに

 

11/19

吐くだけの息を吸うなり大根畑 : 橋 閒石  

〜〜死んでしまえばおでんに沈む

 

11/18

とりの内臓(もつ)煮てゐてながき夕まぐれ淡き恋ゆゑ多く愉しむ : 辰巳泰子  

〜〜ホルモンの中身知るほどわからなく

 

11/17

戯曲よむ冬夜の食器浸けしまま : 杉田久女  

〜〜列長し顔見世の女子トイレ

 

11/16

水という昏い広がり君のうちに息づく水に口づけている : 服部真里子  

〜〜未必の故意肺炎球菌貰い受け

高田治『 33歳のおさむ 』

陶と金属の人体彫刻
高田治の新作『 33歳のおさむ 』

血まみれの磔刑。
ズタズタの無残。
それが痛ましいか、眩しいか。

<僕は20歳だった。それが人生でもっとも美しいときだ
なんて誰にも言わせない> ポール・ニザン

< 世沙弥コレクション ー2018 >

顔見世『勧進帳』

南座・吉例顔見世興行、どす。

『勧進帳』
7月の松竹座の襲名披露でもこの演目はあったが、
その時点で顔見世の時には三代が演ずるとあってパスした。
7月は<女殺し>
あかんたれの与兵衛の方が今の幸四郎にはあってると
思い込んでいたが、威風堂々の弁慶。
蛮勇の大男ではなく、知略と忠義の凛烈オーラ発散。

歌舞伎界、幸四郎、勘九郎、七之助、
ついきんのまで青臭かったのに。
こっちがジジイに。

『ふるあめりかに袖はぬらさじ』

『ふるあめりかに袖はぬらさじ』

2007年 歌舞伎座

玉三郎、獅童、七之助。

シネマ歌舞伎で見ている今は11年経過。
勘三郎、三津五郎は亡くなった。
橋之助は芝翫襲名。
海老蔵、勘九郎、七之助の成長。

新作歌舞伎の新派系。
有吉佐和子がおもろかった頃。
『華岡青州の妻』『恍惚の人』『複合汚染』
文学的かどうかは別にして、
時代にうまくハマっていた。

『生きてるだけで、愛』

『太陽の塔』でおもろい監督やと、
これから2、3本は見たい。

関根光才の新作『生きてるだけで、愛』。
原作は本谷有希子。

こういう感触はよくあるなぁ、
そう、最近増殖中の女性若手世代の
現代短歌の空気。

遭遇一句 11・11〜11・15

1115

愛欲に揉まれしシャツを踊らせて渦なす夜のコインランドリー : 谺佳久

 

1114
解脱解脱と枯葉来たるを掃きにけり : 関悦史

 

1113
このさき石を投げることがあるだろうかたまたま落ちてゐたとして : 平井弘

 

1112
淋しい寝る本がない : 尾崎放哉
1111
人を抱く時間は冬の虹に似て一生のうちのほんのわずかの : 吉川宏

タイム食句 11・11〜11・15

11/15

次の戦争までしやぶしやぶが食べ放題 : 北大路翼  

〜〜黒いボタンで仲居か核か

 

11/14

青年の日はながくしてただつよくつよく噛むためだけのくちびる : 光森裕樹  

〜〜末端に自在な用途解放へ

 

11/13

鳥の血を一切見せず落葉山 : 高柳克弘  

〜〜おでん焼き鳥コンビニ生まれ

 

11/12

にんげんの沸点の低さ風刺してバナメイ海老のまつ赤なスウプ : 松本典子  

〜〜脱皮する柔きところに迷い箸

 

11/11

アボガドのみどりの色も冬の暮 : 今井杏太郎  

〜〜笑笑ながらサラダの残り

稲垣仲静

稲垣仲静みて、
デュシャンみて、
しりあがり寿の嗣治グッズ買って、
立冬すぎたのに、
あったかい初時雨に会いました。


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