Archive for category 食べ歩き周辺(食材・お店)

新たまねぎ蕎麦

たまねぎのたましひいろにむかれけり : 上田五千石

大阪も通天閣が緑に染まり、ゆるゆると活動開始。
街場の蕎麦屋さんに<新たまねぎ蕎麦>。
ねぎフェチにはなんともうれしいメニュー開発。

美々卯閉店のニュースにビックリ。
東京6店舗全店、これは暖簾分けの別資本。
大阪本店は健在。うどんすきで知られているが、
実は蕎麦がうまい。
近いうちに行くこととしよう。

細挽きには粉引の皿がよく似合う

蕎麦屋さんは歩いていくものです。
山奥の名店だといって
自動車で二時間かけていくのはアホです。

お昼、
若いカップル、ジョギングスタイルのおっさん、
それぞれがさりげなくお酒をたのみお蕎麦をたのみ。
ご主人、湯がき始めるタイミングが絶妙。
おつまみが終わってすぐ、ではない。
しばしの間があって、
このつかのまの手持ち無沙汰の時間。
この時の流れがいとしくて、
人は蕎麦屋に漂着する。

さいぼしをアテに一献。
粗挽きはざる、
細挽きには粉引の皿がよく似合う。

紅葉漬・フグの子糠漬け・甘海老の醤油麹漬け

富山から奥能登へ行くには、
一旦金沢に戻って珠洲特急でのんびりバスの旅である。

行く前と戻ってから、往復ビンタ蕎麦喰い。
蕎麦前の三種盛りがお店によって微妙に違う。
金沢ではハズレがない。
<紅葉漬・豆腐味噌漬け・フグの子糠漬け>
<金時草の酢の物・甘海老の醤油麹漬け・河豚の子糠漬け>
どうよ、書き上げるだけでヨダレ。

蕎麦がなくても満ち足りる蕎麦屋が
至福の蕎麦屋と北陸の風土に教えられました。

さか本の蕎麦

夕餉
鄙びた田舎料理と思いきや、
まずはサヨリの冷燻からスタート。
すぐに手打ちそばの展開。
敷地内に蕎麦の実の温度管理のための蔵があり。
(お客の人間様には空調はありません)
若竹煮。筍は風呂からまじかに眺めた竹林の朝掘り。
しゃくしゃくと互いの噛む音が響き合って
知らぬ客同士がつい笑いだす。

朝餉
がんもどき、あっつあつ。
トッピングに黒胡麻。
アフアフすると中からも黒胡麻がたっぷり。

#湯宿さか本
ワインがグイグイすすみました。

湯宿さか本

富山まできたんだ、
ついでに能登半島の先っぽへ。

なにもありません。
空調もテレビも。
歯ブラシも髭剃りも無し。
お風呂の窓から春雨にさやぐ竹林。
出るときには冷めないように、
客がそれぞれ風呂のふたをしめるルール。

悠々と蕩々と満たされていきます。
おそらく日本で一番過激で
根源的な前衛を走っているホテル。

翌日は旅立ちを遅らせて、
ご主人の狭ま〜いまかない部屋で
極上の珈琲をいただきながら。
<こだわり>や<おもてなし>などの
おぞましくいやらしく安っぽい言葉からは
無縁の清々しい時間を愉しむことができました。

#湯宿さか本

花より団子

花曇り御八つに食ふは団子哉 : 漱石

食いしん坊の坊ちゃんはどんな団子を
食ったでしょう?

『食句塾』からの反省呑み会

<ビクトリ投げからの膝十字固め>
こんなお酒、アリ?
このラベル、おいおいおい!
純米生原酒(おりがらみ)、うまいやん。

『食句塾』からの反省呑み会。
・亀鳴くや特別な部屋から動画 : 飛白
・約の日でありせば春の雪へ出る : 翠胡
・ミミズクを鞄に詰めし特殊清掃員 : 亀歩
・春疾風馬鹿じゃないってこと示す : 果風

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4月 兼題
スパイス ・ 曲

九条葱そば ・ 麩屋町のおでん

京都の鮮紅と猩々緋。

一つ目の赤:九条葱そば
二つ目の赤:麩屋町のおでん

京都に紅はよく似合ふ。

<亀鳴く> は俳句の季語、実感した。

繁昌亭の裏に亀の池。
ガキンチョの頃から石を投げて遊んだ場所。

さすが道眞公の梅が満開。
枝垂れて見事。
花は桜より梅に限る。
亀が首を長くして紅白の梅を眺めて鳴いていた。
<亀鳴く> は俳句の季語、実感した。

落語のあとは蕎麦がいい。
心も体も笑いの余韻に満たされてるから、
酒もうまい、つまみの牡蠣も出汁巻も餃子もうまい。
女子高生みたいに箸が転げても笑い転げて、
しかし、蕎麦だけは奇跡的にまずかった。
虚しいザルを眺めて、あっ写真撮ってなかった。

蟹が嫌いだ

私は蟹が嫌いだ。
黙々と殻から身を刮ぐ姿が浅ましい。
蟹味噌を最初に食い始めたのはどんな野郎だ。
ここに熱燗を注いで飲もうというのも浅ましい。

三国志では猿の脳味噌を食う。
蟹より猿の方がうまいだろう。
この場合は頭蓋骨に老酒でも注ぐのだろうか。

などとほざきつつ、
雪の民宿、蟹三杯を食い尽くして撃沈。


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