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ふらんす堂通信 152

ふらんす堂通信 152 ::

書評担当がそれぞれ
『寒林』岡井隆、
『甕 Amphora』高山れおな、
『一夜劇』竹岡一郎・・・

*女の俳句は「肉体」二十句・・・

もちろんさらに過激な、
*BLな俳句⑰・・・

どれから どれも

『大阪的』

「トランプってヅラなん?」
ローカル大阪の人間ならきけるけど、
中央にいったら聞けない。

「ハゲって、パトロンのこと。」
「金の力でサービスをなんとかしようと思ってるのに対して、ハゲ」
「このハゲ、ムカつくな!」

『大阪的』
津村記久子と江弘毅の対談。

そういえば、ヅラ、ハゲ、もいうし、
ブタって普通につかう。
東京時代に異常に嫌われたん、思い出した。

『ムーンライト』と『断片的な社会学』

ちょっとした仕事の都合で
地方の小都市で一泊するはめになる。
ありきたりの町外れのレストランで
隅っこにジュークボックスがあったりすると、
たちまちセンチメンタル・ジャーニーになる。

『ムーンライト』を観た。
『断片的な社会学』を読んだときのテイストが似てる。
媒体もシーンも全くちがうけど。

マイノリティ、LGBTに対して、
まむかう目線がクールなのにあったかい。
あつかう手つきがときほぐすようにやわらかい。

『亀霊』『歌論』三宅勇介

ロゼッタストーン、
神代文字のよる短歌、
いろんな型のおもろい呪詩が登場。

あとがきに
「人工知能の発達する二十一世紀において、
改めて詩歌を創作するという行為の意味を、
言語の過去に遡ることによって考察したい
と思ったのである。」

『玲瓏』の歌仲間、三宅勇介くんが
『亀霊』『歌論』二冊同時に上梓。

読書 3冊

★『俳句世がたり』 小沢信男
・落第も二度目が慣れてカレーそば
この句のイメージのエッセイかと思ったら、
そうか、花田清輝世代でした。
★『文楽の歴史』  倉田喜弘
藤蔵と咲甫太夫をミーハーできいているだけでした。
芸談的なものはあっても、この手の本で一般書が少ない。

★『詩の点滅』   岡井隆
現代詩・短歌・俳句
ジャンルを越境して語るのが岡井ひとり、という現状。
詩のサイドから、句のサイドから、静脈がからみあうような
コメントがあってもおかしくない。
短歌総合誌連載をまとめた一冊。

『罪の声』 塩田武士

『罪の声』 塩田武士

グリコ・森永事件
恐喝につかわれた録音テープに子供の声があった。
三人のちがう子供がかかわっている。

その声の事件後の人生に焦点をあててものがたりは展開。

1972年 あさま山荘事件
1974年 武闘派左翼 連続企業爆破事件
1983年 オランダ・ハイネケン社長誘拐事件
1984年 グリコ・森永事件
(グリコ・丸大食品・森永製菓・ハウス食品・不二家・駿河屋)
1985年 豊田商事会長刺殺事件
1985年 中江滋樹 投資ジャーナル事件逮捕
1986年 バブル景気 (1991年までの51ヶ月間)
2000年 グリコ・森永事件 時効

三冊のユダヤ本

年末に養老孟司『身体巡礼』を読んだときに
『日本人とユダヤ人』と『私家版・ユダヤ文化論』を
紹介していたので、ことしはこの二冊のユダヤ系から。

アマゾンの古本で注文したら、
まちがって『ユダヤ・プロトコール超裏読み術』なる本が届いて。
結局が三冊のユダヤ本。

21世紀のイスラエル問題はますます混迷に。

『考える人』 山田航 朝倉かすみ

『考える人』 59号
<ことばの危機、ことばの未来>特集
山田航が「一種類の母音だけで構成されている言葉」について。
ア段、変わらなきゃ、払わなきゃ、からかわなきゃ、
から始まって会話文も構成。
これはすごい大きな韻文詩言語芸術の洞窟の入り口だ。

朝倉かすみ
<使ってみたいこのことば>コーナーで
はじめてこの作家の名前を知りました。
エッセイ、おもろい、抜群、要注目。

2016年 年間ベスト10 【書籍】【芸能・エンタメ】

2016年:ベスト10

【書籍】

1: 狂う人         ・ 梯美智子

2: 悲しみの秘義      ・ 若松英輔

3: 俳句の海に潜る     ・ 中沢新一、小澤實

4: 仲蔵狂乱        ・ 松井今朝子

5: 身体巡礼        ・ 養老孟司

6: 風狂始末        ・ 安東次男
7: ある一日        ・ いしいしんじ
8: 圏外編集者       ・ 都築響一
9: 陸の果て 自己への配慮 ・ 遠藤水城
10:聖書を語る       ・ 佐藤優、中村うさぎ

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【芸能・エンタメ】

1: 藤蔵+咲甫太夫    ・花上野誉碑 ○志渡寺の段 > 文楽劇場 (11月)
ーーー藤澤藤蔵       ・独演会『太棹の響』          (7月)

2: 恋人たち       ・監督 橋口亮輔 主演 篠原篤

3: 小三治独演会     ・死神                  >メルパルクホール   (12月)

4: シリアモナムール   ・監督 オサーマ・モハンメド

5: DISTORTION    ・笠谷圭見  映画、ファッション、写真集 (9月)

6: ハッピィアワー    ・監督 濱口竜介
7: 仕立て屋のサーカス  ・ スズキタカユキ         >京都               (10月)
8: FAKE          ・監督 森達也
9: 聲明         ・三井寺、大念仏寺    >文楽劇場    (9月)
10:三輪         ・大槻文蔵  TTR能   >大槻能楽堂  (1月)

 

 

『俳句の海に潜る』 

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『俳句の海に潜る』
ずばん、ぶっとい楔が打ち込まれた。
縄文から芭蕉から現代へ。おもろい。
俳句好きにかぎらず、短歌好きも読むべし。

中沢新一は『熊楠の星の時間』をよんだばかりのとこで、
そういえばきのうTVでレヴィストロースのことしゃべってたね。
なんか、野坂昭如に顔が似てきた。


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