ラヴ・ディアス監督 『立ち去った女』

ラヴ・ディアス監督
フィリピン映画ははじめて、畏るべし。

『立ち去った女』
裏切られた男への復讐という物語はあるが、
それにはおさまりきらぬ映像ジャンルの要素が
カオス的に渦巻く。
貧困スラム、精神障害、ゲイ、
全てのマイノリティへの慈しみと
その短絡的な政治視野を超越する詩的時間を
映像美バックにぶちこんでくる構成。

@ナナゲイ