9・15
象の鼻も冷えるんだろう珈琲はお湯をたらしてじっくり蒸らす : 谷川由里子
〜〜なにごとも道とよびたきヒエラルキー

9・14
下魚を焼く煙なり天の川 : 小澤實
〜〜豊漁さんま地震で高値

9・13
片枝さす麻生の浦梨初秋になりもならずも風ぞ身にしむ : 宮内卿
〜〜重ね合う指紋の熱にうち伏せる

9・12
揺れ去って僕の手で割られる卵 : 曽根主水
〜〜地の底までも持ってく秘密

9・11
カステーラをパクリとはみし想ひ出は輝くごとく我が胸に消えず : 碧川瞬
(塚本邦雄 23歳の作)