顔見世『勧進帳』

南座・吉例顔見世興行、どす。

『勧進帳』
7月の松竹座の襲名披露でもこの演目はあったが、
その時点で顔見世の時には三代が演ずるとあってパスした。
7月は<女殺し>
あかんたれの与兵衛の方が今の幸四郎にはあってると
思い込んでいたが、威風堂々の弁慶。
蛮勇の大男ではなく、知略と忠義の凛烈オーラ発散。

歌舞伎界、幸四郎、勘九郎、七之助、
ついきんのまで青臭かったのに。
こっちがジジイに。