遭遇一句 12・11〜12・15

1215
「孤独「普通」「格差」「負け組」いずれをも使わず語れ加藤智大を : 染野太郎

 

1214
供花まみれ男根神(リンガ)に冬日黏(ねば)るかな : 中原道夫

 

1213
異民族・異人種の上に美しき雪ふる天の酷薄として : 小島ゆかり

 

1212
生き絶えし馬を焚火のごと囲む : 田中亜美

 

1211
かそけくも別の宇宙にふれるごと数を思えり円卓のそばに : 大滝和子