水島太郎展 

<愛のマント>シリーズ。
麻布を漆で張り重ねていく技法で
今回それを下部から支えている棒は
修二会で使われた松明。
作家は東大寺修二会の童子を
10年に渡りお勤めしている。

くるまれた慈愛は奈良仏教や
破草鞋の禅的世界を醸し出してるよう。
旧約の出エジプト記の光景にも見えてくる。
慈しむ心は人類に普遍的と言えよう。

水島太郎展 @ 乙画廊