03/31 薬まだ脳にとどまり雪柳 : 古田秀 03/30 夜半旅立つ前 旅嚢から捨てて居り一管の笛・塩・エロイスム : 岡井隆 03/29 男と男山にかくれて囲碁するなり : 阿部完市 03/28 大原女のもの
カテゴリー: セサミ日記
【 タイム食句 ー2024】2024/03/26~03/31
03/31 ゆく春の鰈賣られつ洗ひ朱の卵のどもとまでこみあげて : 塚本邦雄 〜『豹變』 03/30 さまざまや桜の下の箸づかひ : 星野恒彦 03/29 ポカリとかアクエリアスのCMにくそ食らえって床で寝ている
【 アートな一句 −2024】2024/03/26~03/31
03/31 をとめ子が繭入れおきし手箱よりうつくしき蝶の二ついできぬ : 落合直文 03/30 じっくりとイサムノグチを眺め春 : 小川弘子 03/29 おとうとよ忘るるなかれ天翔ける鳥
『かばん』3月号::ゲストルームに10首
『かばん』3月号 ゲストルームに10首 寄稿 <女装の水辺>
三月の象は王子動物園
==大象がいく== 三月の象は王子動物園に。 横座り。 リラックスして 桜の開花宣言を待っている様子。 白象なら普賢菩薩を背中に乗せてるところ。 この体勢は佐保姫か春のヴィーナスを待って どうぞ背中に、というシーン。
【遊行一句 −2024】2024/03/21~03/25
03/25 ゆびきりの指が落ちてる春の空 : 坪内稔典 03/24 はかなくて過ぎにしかたを数ふれば花に物思ふ春ぞ経にける : 式子内親王 〜『新古今和歌集』 03/23 胴ながきわれあり桜ふりつづく : 小澤實
【 タイム食句 ー2024】2024/03/21~03/25
03/25 かいがらのような女性がおじぎして送ってくれたゆうさりのカフェ : 安田茜 03/24 宴席に先生残る桜かな : 橋本直 03/23 ピクルスをきみはパンから抜きとって花のまばらな川原へ放つ : 橋爪志保
【 アートな一首 −2024】2024/03/21~03/25
03/25 撃たれるとうぐいす色になることがわかってて撃たれた可能性 : 我妻俊樹 03/24 手を挙げて走る女や山桜 : 虚子 03/23 カーテンがふくらむ二次性徴みたい あ 願えば
これがわたしのすべて
もう隠すことはない。 これがわたしのすべての入口。