02/28 こん春はきみをさそひて宵闇の将軍塚に抱くかんとぞ思ふ : 村山槐太 02/27 人に死し鶴に生れて冴返る 夏目漱石 02/26 ヒトという毛のなき獣の腕を見る猫より採血むきだと思う : 久永草太
カテゴリー: セサミ日記
【 タイム食句 ー2023 】2023/02/26~02/28
02/28 一の橋昏れ二の橋に白魚舟 : 斎藤夏風 02/27 マロニーが麺のこととは知らなんだ妻と二人になって知ること : 小塩卓哉 02/26 流氷の離岸パスタの湯が滾る 五十嵐秀彦
小痴楽のカチコミ独演会
小痴楽のカチコミ独演会。 マクラは先日の心斎橋パルコでのラクフェス。 雀太手作りの新しい波が怒涛になることを期待。 小痴楽のエッセイはガキんころのヤンチャっぷりが おもろくて、それ以来高座も3回目。 カチコミは、やっちゃ
【 アートな一句 】2023/02/21~02/25
02/25 梅咲いて庭中に青鮫が来ている : 金子兜太 02/24 ひとりとひとりとひとりとひとりだけのミニシアターのまばらな嗚咽 : 岡野大嗣 02/23 コロス怒らせ朝餉に小鳥の首なし : 大橋愛由等 02/22 だ
【遊行一句 −2023】2023/02/21~02/25
02/25 余寒なほビルにはりつくビルの名前 : 津川絵理子 02/24 果てしなく夜をきれいに閉じてゆく銀のファスナーとして終電 : toron* 02/23 そのことも真空のなかや鳥交る : 森澄雄 02/22 橋立
【 タイム食句 ー2023 】2023/02/21~02/25
02/25 海蛇が海の深みをゆくように オレンジが夜売られるように : 服部真里子 02/24 無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ : 橋本夢道 02/23 音がして音がだんだん低くなり音
memo -05
*常なるものは無い *堕ちる>転落の運命を理解し反省する *女形はモデルから切り離して表徴する。 見られるもの>読み取られるもの *華胥(かしょ):伝説上の国。西北の果て 全てが自然のままで為政者は無く、 人々に欲望も無
越智裕二郎さん 追悼記事
朝日新聞夕刊 西宮市大谷記念美術館長・故 越智裕二郎さん の追悼記事。(写真・海野隆) 後半、越智さん(俳号・耕牛)の俳句も紹介されています。 ・紫陽花の大輪庭を睥睨す:耕牛 ・・・大谷美術館の庭は四季折々の花が見事で
【 アートな一句 】2023/02/16~02/20
02/20 シネマ・ハウスの闇でくらした千日のわれの眼を見た人つひになき : 石川信雄 02/19 草青むことばしづかな反戦歌 : 津川絵理子 02/18 ゆふぐれの沼べりを行くのは彼か 形見の『評伝ギュスターヴ・モロー
【遊行一句 −2023】2023/02/16~02/20
02/20 何ゆゑに耳は斬らるる聴覚はこの世かの世にかよへるか、あな : 水原紫苑 02/19 離陸するどの窓も貌実朝忌 : 高山れおな 02/18 一人称ころころ変えて日雇いを続けています