食句塾 九月例会 兼題:相席 ・相席の戻り鰹が欲しくなり : 杏 ・なれなれし相席とろろ汁こぼす : 飛白 ・相席のひれ伏し寄せるラー油かな : 酔象 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 十月:秋の吟
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遭遇一句 -2019】09/11~09/15
09/15 ぬばたまの闇から生まれ闇を照らす満ちておほきな燦々に月 : 南輝子 09/14 どれにも日本が正しくて夕刊がばたばたたたまれてゆく : 栗林一石路 09/13 さむしろや待つ夜の秋
【タイム食句 -2019】09/11~09/15
09/15 がつくりとぬけ初る歯や秋の風 : 杉山杉風 09/14 食えないと食わないの差を 必要と依存との差を あなたとの差を : 野口あや子 09/13 新涼の固くしぼりし布巾かな : 久
JR塚本の会
JR塚本の会 @世沙弥 第9回 汨羅變 参考文献に出てきたのが「新風十人」 昭和15年発行の伝説の合同歌集。 斎藤史、前川佐美雄、坪野哲久ら十人。 (いつも貴重な資料は大田一廣さん) 装丁は棟方志功。 戦後神戸で永田耕衣
【遭遇一句 -2019】09/06~09/10
09/10 チンドン屋踊る生生流轉かな : 八田木枯 09/09 あな欲しと思ふすべてを置きて去るとき近づけり眠つてよいか : 竹山広 09/08 秋の蝶ひとつふたつと軽くなる : 田中裕明
【タイム食句 -2019】09/06~09/10
09/10 ゆくりなく窓のない家おもほえり白砂糖一キロ壺にうつしつつ : 西村美佐子 09/09 わが死後に無花果を食ふ男ゐて : 下村槐太 09/08 葡萄狩りわれも狩られしをみなにて唇いき
【タイム食句 -2019】【遭遇一句 -2019】09/01~09/03
09/03 永島とゆふぐれまでをセックスし別れ話に日をまたぎたり : 染野太朗 09/02 想像がそつくり一つ棄ててある : 阿部青鞋 09/01 驟雨に濡れて歩むは男 傘さしてわれいつぱしのはんぱもんなり :
【遭遇一句 -2019】 08/26~08/31
08/31 なあるほどこれは大きな涅槃像 : 夏目漱石 08/30 手もたゆくならす扇のおきどころ忘るばかりに秋風ぞ吹く : 相模 08/29 見えぬ眼の方の眼鏡の玉も拭く : 日野草城 &n
【タイム食句 -2019】 08/26~08/31
08/31 檸檬割いて唾あふるるを羞しめりこの友わが手もて殺さずば : 塚本邦雄 〜青き菊の主題 08/30 秋めくや夕餉の卓に知らぬ人 : 林雅樹 08/29 泣いてたらこれは美味しいカツ丼
【遭遇一句 -2019】 08/21~08/25
08/25 晩夏晩年角川文庫蝿叩き : 坪内稔典 08/24 塩素は、憎しみと同じ匂いがする。プールの淵にぬめりの緑 : 初谷むい 08/23 羽蟻の夜パントマイムの男泣く : 高柳克弘 &n