07/15 すりガラスみたいなからだをもてあますあなたが灯すひかりが洩れて : 井村拓哉 07/14 付け睫毛飛び交ふ楽屋パリー祭 : 照屋眞理子 〜14 juille(革命記念日) 07/1
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2020 】2020/07/11~07/15
07/15 中腰の世界に玉葱の匂ふ : 重田渉 〜2019 俳句甲子園・個人最優秀賞句 07/14 幾年を火に抱かれてキッチンに吊るされている手鍋のへこみ : 加藤英彦 07/13 ガーベラ挿
・枯節の黴拭いている雨女 : 咲也
食句塾:7月例会 さくらん坊つまみながら 「切字と切れ」(高山れおな・著)のことなんか。 ・枯節の黴拭いている雨女 : 咲也 ・黴の世にチーズの黴の青の鬱 : 翠胡 ・ああみずいろの雨プール色の雨 : 主水 ・ありていに
【遭遇一句 −2020】 2020/07/06~07/10
07/10 陽へ病む : 大橋裸木 07/09 読み返す『一九八四』目の前にありてあらざるそのディストピア : 藤原龍一郎 07/08 ★愛されずして沖遠く泳ぐなり : 藤田湘子
【 タイム食句 ー2020 】2020/07/06~07/10
07/10 深夜二時コンビニに寄る私たち磁石が引き合うように孤独だ : カン・ハンナ 07/09 大喰ひは罪なんですか蚊遣り豚 : 高井数何 07/08 骨のない鶏がくたっと生きていること思い
【遭遇一句 −2020】2020/07/01~07/05
07/05 ほんたうの差別について語らへば徐々に湿つてゆく白いシャツ : 小佐野弾 07/04 いじめられ蝉の時雨を聴けず逝く : 小林凛 07/03 ★それぞれに中心を持つぼくたちはひとつの
【 タイム食句 ー2020 】07/01~07/05
07/05 酒乱の血どこにも象の墓場なし : 古谷恭一 07/04 怒らなくなったなあ俺は、つくづくとおもいつつ俺の口漱ぐなり : 佐佐木幸綱 07/03 肩書きの崩れやすきや心太 : 飯田冬
【遭遇一句 −2020】2020/06/26~06/30
06/30 切られたる夢は誠か蚤のあと : 榎本其角 〜其角十三歳で芭蕉入門 06/29 梅雨空に置き忘れてはなりませぬ太郎冠者の手習いの筆 : 冬野虹 06/28 患者 ID タグも遺品や青
【 タイム食句 ー2020 】2020/06/26~06/30
06/30 やはらかく舌圧(お)されつつ教はりぬ歯茎の正しい磨き方など : 栗木京子 06/29 おにをこぜ徹頭徹尾おにをこぜ : 松尾隆信 06/28 この部屋にたまごが来をり自らを卵といひ
【遭遇一句 −2020】2020/06/21~06/25
06/25 親族(うから)恋ふわが眼の色も涸れしむるばかりに灼けて夏の塀立つ : 佐々木悠二 〜無期死刑囚 06/24 敵機かと物見の兵に蛍かな : 宇垣纏 〜海軍中将「戦藻録」*「面白すぎる日記たち」