2・15 水買ひに出てたくさんの春の星 : 浦川聡子 2・14 酔えばわが頭のなかに鴉生るわれのある日を企むごとく : 寺山修司 2・13 無駄な日をむしろ愛して蜆汁 : 大牧広
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遭遇一句 -2019】02・06〜02・10
0210 おそろしや石垣崩す猫の恋 : 正岡子規 0209 音たかく尿(ゆまり)放てば熊野川われより生るる川かと思ふ : 小谷陽子 0208 如月にうつくしく死ぬ生殖器 : 大西泰世 &nbs
【タイム食句 -2019】 02・06〜02・10
2・10 蕗のたう今日萌え出でよ艶やかにかのまれびとのつよき産土に : 石井辰彦 2・9 生白魚微風のごとく喉を過ぐ : 神生彩史 2・8 明日よりは春菜(わかな)採まむと標めし野に昨日も今日
食句塾 2月例会
食句塾 2月例会 ちょうど節分 ・なおみ豆撒く舌ったらずの「 鬼は内 」 : 菜摘 ・湯豆腐の果つるところや鬼は外 : 案山子 今回トップは ・夜の雪贅沢な舌を上書きす : 飛白 *お土産は、スリランカから戻った 案山子
【遭遇一句 -2019】02・01〜02・05
0205 うすぐらき階段を昇れども昇れども地上に至らずゆめさめずして : 多田智満子 0204 ラガーらのそのかち歌のみじかけれ : 横山白虹 0203 まるで溺れそうな真夜中
【タイム食句 -2019】02・01〜02・05
2・5 ちらちらと夜景はうれん草ゆがく : 西山ゆりこ 2・4 甘いものが大好きでしょう女の子 さあどうでしょう私は烏賊なので : 柴田葵 2・3 熱い味噌汁をすすりあなたはゐない : 波止影
【遭遇一句 -2019】01・26〜01・31
01/31 冬鶯むかし王維が垣根哉 : 蕪村 01/30 兄さんと製造番号二つ違い 抱かれて死ぬんだあったかいんだ : 吉岡太朗 0129 冬の暮おほきな穴を掘りたくなる : 谷雄介 &nbs
【タイム食句 -2019】01・26〜01・31
1・31 葱くわゐ牛蒡蓮根蕪むかご這へるみどりご冬のななくさ : 塚本邦雄 〜不變律 1・30 牡蠣すするわが塩味はこれくらゐ : 正木ゆう子 1・29 道なりと手話で伝えているひとのソフトク
聚楽庵句会
京の聚楽庵句会。 今年も虎ちゃんが 旬の素材を料(はか)る。 我々は呑んで食ってちょこっとだけ俳句ひねって。 猪肉、鴨のつくね、あんぽ柿、海鼠、 そうそう寒卵の味噌漬け。 慈姑が登場すると、物知り棟梁が宣う。 「 銀杏と
【遭遇一句 -2019】01・21〜01・25
0125 水仙や古鏡の如く花をかかぐ : 松本たかし 01/24 ふる雪は声なき鎖わたくしを遠のくひとの髪にもからむ : 大森静佳 0123 性愛はうっすら鳥の匂いせり : 石部明