1・5 大脳がほどよく酒にとろけゆく頃に世界はわが物となる : 谷岡亜紀 1・4 一枚の餅のごとくに雪残る : 川端茅舎 1・3 わが胸の皷のひびきたうたらりたうたうたらり酔へば楽しき : 吉
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
遭遇一句 12・26〜12・31
1231 夜のはてを君が代ひびき禽籠に鶍(いすか)の嘴(はし)のほのかに合へり : 塚本邦雄 〜〜緑色研究・革命遠近法 1230 鴉百羽しずかに増えてくる寒さ : 夏井いつき 1229 舌の
タイム食句 12・26〜12・31
12/31 おもえば年越蕎麦の箸をおきしがおわかれ : 荻原井泉水 〜〜延命拒否を伝えて長し 12/30 くれなゐのキリンラガーよ我が内の驟雨を希釈していつてくれ : 田村元 〜〜大雨に仁王立ちして
2018年 ふりかえって
2018年 ふりかえって 1)サディスティック・ミステリーツアー *金沢 〜アペルト08 七搦綾乃 蕎麦(更科藤井) *多治見 〜 意匠研究所 蕎麦(仲佐) 2)MKタクシー会 *内子座文楽
遭遇一句 12・21〜12・25
1225 退職の一日前に胸元のペンをとられるさようならペン : 山川藍 1224 京寒し金閣薪にくべてなお : 中村安伸 1223 窓ガラスをすべる雨滴が雨男の系譜をなして僕に連なる : 田内
タイム食句 12・21〜12・25
12/25 鉛筆を舐めれば冬の虹の味 : 神野紗希 〜〜LBGTのデモ長々し 12/24 日に干せばみな仏様の味だよとしわしわばあちゃんがくれたスルメ : 高柳蕗子 〜〜胡麻粒で描いた曼荼羅にくっし
遭遇一句 12・16〜12・20
1220 ショール巻き不安な時の大きな目 : 山根真矢 1219 勝利後のベンチにてコーチとキャッチャー話し合ひたるごと話したし : 惟任将彦 1218 枯蔓を切る枯れざるも少し切る : 富吉
タイム食句 12・16〜12・20
12/20 てのひらにこぼす錠剤つめたけれ鉄塔のなかに沈むオリオン : 山田富士郎 〜〜還暦を若造と呼ぶ村滅ぶ 12/19 吐くたびに寒い体を藻がなびく : 青本柚紀 〜〜夜店の金魚居座り五年 &n
遭遇一句 12・11〜12・15
1215 「孤独「普通」「格差」「負け組」いずれをも使わず語れ加藤智大を : 染野太郎 1214 供花まみれ男根神(リンガ)に冬日黏(ねば)るかな : 中原道夫 1213 異民族・異人種の上に
タイム食句 12・11〜12・15
12/15 おでん横丁混んでゐるから入る店 : 勝又民樹 〜〜梅焼きあればあとは人肌 12/14 ベニザケの引きこもりなるヒメマスは苫小牧駅にして寿司となる : 松木秀 〜〜甲子園勝ち過ぎた者に悲喜