9・15 象の鼻も冷えるんだろう珈琲はお湯をたらしてじっくり蒸らす : 谷川由里子 〜〜なにごとも道とよびたきヒエラルキー 9・14 下魚を焼く煙なり天の川 : 小澤實 〜〜豊漁さんま地震で高値 9・13 片枝さす麻生の
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
天然鮎ラーメン
奥の細道。 平泉、最上川と東北めぐりのイメージやけど、 最終は美濃の大垣がむすびの地。 芭蕉の跡たどって一周したいもんやけど、 まあきょうはこのぐらいにしとこか。 ここまできたら脚のばして岐阜で、 天然鮎ラーメン。 あ〜
【JR塚本の会】〜〜水銀傳説
【JR塚本の会】第4回 〜〜水銀傳説(1961年) 『水銀傳説』百首聯作 ①初出の資料 『短歌研究』’59 1月号 第一部 スミルナの寺の鐘 第二部 朱の炎天にて これが歌集では 一部 「Rimbaud に寄す」 二部
【 タイム食句】 09・06〜09・10
9・10 溺死たとへば最後に腐る胃の獅子唐 : 吉田竜宇 〜〜人体も自然天災相似 9・9 半欠けの氷砂糖を口うつす刹那互いの眼の中に棲む : 松野志保 〜〜眼裏にまわりこむ舌のレッスン 9・8 はらわたの熱きをたのみ鳥渡
【 タイム食句】 09・01〜09・05
9・5 わたくしが切り落としたいのは心 葡萄ひと粒ずつの闇嚥む : 大森静佳 〜〜種無しの不実を責める目隠しで 9・4 うつくしや野分の後のたうがらし : 蕪村 〜〜信号垂れて三色の実を 9・3 桃食めばひとつの種が残り
食句塾 9月例会
食句塾 9月例会 ・おつまみ渇くビールおつまみ乾く : 飛白 おつまみたべる、のど渇く、ビール飲む、またおつまみ。乾いてる この流れ。やはり句読点をいれないと読み取れない。 ・犯人のように踊に戻りけり : 主水 脱走犯を
【 タイム食句】 08・26〜08・31
8・31 秋風やひびの入りたる胃の袋 : 夏目漱石 〜〜キャットフードに腎臓疾患 8・30 口内炎は夜はなひらきはつあきの鏡のなかのくちびるめくる : 内山晶太 〜〜いつのまにか赤恥の澱うらがわに 8・29 わかつて欲し
【 タイム食句】 08・21〜08・25
8・25 すいかバー西瓜無果汁種はチョコ : 榮猿丸 〜〜赤いスープにバジルシードを 8・24 ひとりでも生きられるから泣きそうだ 腐り始めの米は酸っぱい : 坂井ユリ 〜〜ど腐れの声に向かいて発酵す 8・23 梨むくや
【 タイム食句】 08・16〜08・20
8・20 桃うかぶ暗き桶水替うるときの還らぬ父につながる想い : 寺山修司 〜〜夜通しに男の厨昆布煮る 8・19 新涼の水の重たき紙コップ : 山本紫黄 〜〜二日酔いなる錫のぐい呑 8・18 ひまわりの種テーブルにあふ
【 タイム食句】 08・11〜08・15
8・15 敗戦の日の夏の皿いまも清し : 三橋敏雄 〜〜あらかじめヒビ欲望のため 8・14 空に往きし兄たちの群わけり雲わけり葡萄のたねを吐くむこう : 平井弘 〜〜黙りあう反動長き黙りあう 8・13 敵側のスタンドにゐ