03/05 肺葉の夢蒼きかな年々にふかまりゆくを恋とよびなむ : 山中智恵子 03/04 菜の花の真暗な家の男の尻 : 金子兜太 03/03 水の面にあや織りみだる春雨や山の緑をなべて染むらむ
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2020 】03/01~03/05
03/05 水あれば飲み敵あれば射ち戦死せり : 鈴木六林男 03/04 透明のケースの十の鶏卵の神の順序の十日のいのち : 滝沢亘 03/03 白もまた欠かせぬ色や雛あられ : 小林草吾 &
【遭遇一句 −2020】 02/26~02/29
02/29 むめがゝにのつと日の出る山路かな : 芭蕉 〜『炭俵』・梅が香の巻。芭蕉と野坡の両吟 02/28 昭和余年の春の如きをファム・ファタルあまたの幸子みなふしあわせ : 渡邉浩史 &n
【 タイム食句 ー2020 】 02/26~02/29
02/29 戦争に勝ちしにあらず絶望に勝ちたり 春巻きほんのりと透け : 川野里子 02/28 壷焼の腸勾玉の原型か : 山咲臥竜 02/27 縁起とはこの白色のたくわんの腸に交わり茶色くなる
『食句塾』からの反省呑み会
<ビクトリ投げからの膝十字固め> こんなお酒、アリ? このラベル、おいおいおい! 純米生原酒(おりがらみ)、うまいやん。 『食句塾』からの反省呑み会。 ・亀鳴くや特別な部屋から動画 : 飛白 ・約の日でありせば春の雪へ出
【遭遇一句 −2020】 02/21~02/25
02/25 下萌えぬ人間それに従ひぬ : 星野立子 02/24 これまでの夜を弔うためにある火というていねいなかがり縫い : 佐原キオ ★★ 02/23 象が脚上げて本格的に春 : 神野紗希
【 タイム食句 ー2020 】 02/21~02/25
02/25 眠る前の漢方薬のとけてゆく粘膜の辺にわたしを流す : 東直子 02/24 春のかぜこんぺいとうが効きました : 田邉香代子 02/23 石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になり
【遭遇一句 −2020】02/16~02/20
02/20 鳥偏の漢字を交互に書く遊び すみれのいろのインク滴る : 山科真白 02/19 春はあけぼの商隊更にひむかしへ : 中原道夫 02/18 よのなかに 畏み思ふ 母父よ
【 タイム食句 ー2020 】02/16~02/20
02/20 青饅に絡まつてゐる蛸の足 : 江藤豊子 02/19 飲むなとも飲めとも主治医は触れずいて阿吽の呼吸(いき)をわれと通わす :山野吾郎 02/18 春キャベツ外葉二枚をどうするか :
【遭遇一句 −2020】 02/11~02/15
02/15 梅白し月光は人あたためず : 渡辺純枝 02/14 性欲を折りたたむときぶあぶあと植物園の匂いがよぎる : 郡司和斗 02/13 うぐいすのケキョに力をつかふなり : 辻桃子 &n