06/10 若夏の青梅選むこずゑには脳も透きて歌ふ鳥あり : 山中智恵子 06/09 食卓の鉄砲百合は素つぽをむく : 加倉井あきを 06/02 みりん甘くて泣きたくなつた銀鱈の皮をゆつくり噛
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
・二百年歳の差婚や薔薇香る : 弥華藍
食句塾 飛白さん、誰かに似てるなぁ。 四谷シモンや。 6月例会は、席題大会。 ・二百年歳の差婚や薔薇香る : 弥華藍
【遭遇一句 -2019】 05/26~05/31
05/31 二人してしづかに泉にごしけり : 川崎展宏 05/30 それとなく紅き花みな友にゆづりそむきて泣きて忘れ草つむ : 山川登美子 05/29 白馬を少女瀆れて下りにけむ : 西東三鬼
【タイム食句 -2019】 05/26~05/31
05/31 はじかみの根のくれなゐを清水にひたす 未生にうけたる恥 : 塚本邦雄 〜蒼鬱境 05/30 玉子かけご飯が好きで風薫る : 山中正己 05/29 まっすぐな視線は音符にのせにくい
【遭遇一句 -2019】 05/21~05/25
05/25 萬緑や死は一弾を以て足る : 上田五千石 05/24 音のこと光のことを語る人家電量販店に集へり : 島田幸典 05/23 全員が剣道部員かきつばた : 彌榮浩樹 0
【タイム食句 -2019】 05/21~05/25
05/25 パンを食ふエピゴーネンのエピを食ふパニュルジェの羊でカレー作ろう : 塚田哲史 05/24 素直にはなれずバナナ越しの再会 : 谷雄介 05/23 父の皿のガリは山盛りはづかしくな
【遭遇一句 -2019】 05/16~05/20
05/20 夜を覚めて生きむと思ふ蛍火のうすき匂ひは恥辱のごとし : 轍郁摩 05/19 人は死に竹は皮脱ぐまひるかな : 大峯あきら 05/18 男が立ち上がり大太鼓打つ体力で打つ : 奥村
< JR塚本の会 〜第7回 星餐図 >
珍しくなった枇杷の樹。 学校裏に薫風の通り過ぎるたび お尻から色づき始めてます。 < JR塚本の会 〜第7回 星餐図 > 少年はたかきこずゑに枇杷をすすり失墜の種子つつめる果肉 : 塚本邦雄
【遭遇一句 -2019】 05/11~05/15
05/15 花びらの落ちつつほかの薔薇くだく : 篠原梵 05/14 「青空の脚」といふもの / ふと過ぎたり / かなしからずや 青ぞらの脚 : 宮沢賢治 05/13 五月闇痛いところに船が
【タイム食句 -2019】 05/11~05/15
05/15 わが通る果樹園の小屋いつも暗く父と呼びたき番人が棲む : 寺山修司 05/14 竹の子や児(ちご)の歯ぐきの美しき : 服部嵐雪 05/13 我が酒軍おほよそ星の眷属になりてしばし