04/05 リモコンで切ったがなんかあれなので主電源まで這いよって切る : 木下龍也 04/04 鳥帰るわれらをレジに並べつつ : 山田耕司 04/03 貝殻を拾えばそれですむものを考え
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2024】2024/04/01~04/05
04/05 あつあつのプレーンオムレツ竜天に : 小川弘子 04/04 炭酸の抜けたコーラの言葉では伝わりすぎてしまうからだめ : 阿波野巧也 04/03 吹き抜けや四月がピザのやうに来る : 西生ゆかり 04/0
【 アートな一句 −2024】2024/04/01~04/05
04/05 たんぽぽの絮や白鳥座X-1 : 須藤徹 04/04 泣くひとを見てるしかないドトールで白い絵の具に塗り潰される : 小島なお 04/03 篠笛の尾に棲む睡魔春の調 : 河合翠胡  
【遊行一句 −2024】2024/03/26~03/31
03/31 薬まだ脳にとどまり雪柳 : 古田秀 03/30 夜半旅立つ前 旅嚢から捨てて居り一管の笛・塩・エロイスム : 岡井隆 03/29 男と男山にかくれて囲碁するなり : 阿部完市 03/28 大原女のもの
【 タイム食句 ー2024】2024/03/26~03/31
03/31 ゆく春の鰈賣られつ洗ひ朱の卵のどもとまでこみあげて : 塚本邦雄 〜『豹變』 03/30 さまざまや桜の下の箸づかひ : 星野恒彦 03/29 ポカリとかアクエリアスのCMにくそ食らえって床で寝ている
【 アートな一句 −2024】2024/03/26~03/31
03/31 をとめ子が繭入れおきし手箱よりうつくしき蝶の二ついできぬ : 落合直文 03/30 じっくりとイサムノグチを眺め春 : 小川弘子 03/29 おとうとよ忘るるなかれ天翔ける鳥
『かばん』3月号::ゲストルームに10首
『かばん』3月号 ゲストルームに10首 寄稿 <女装の水辺>
【遊行一句 −2024】2024/03/21~03/25
03/25 ゆびきりの指が落ちてる春の空 : 坪内稔典 03/24 はかなくて過ぎにしかたを数ふれば花に物思ふ春ぞ経にける : 式子内親王 〜『新古今和歌集』 03/23 胴ながきわれあり桜ふりつづく : 小澤實
【 タイム食句 ー2024】2024/03/21~03/25
03/25 かいがらのような女性がおじぎして送ってくれたゆうさりのカフェ : 安田茜 03/24 宴席に先生残る桜かな : 橋本直 03/23 ピクルスをきみはパンから抜きとって花のまばらな川原へ放つ : 橋爪志保
【 アートな一首 −2024】2024/03/21~03/25
03/25 撃たれるとうぐいす色になることがわかってて撃たれた可能性 : 我妻俊樹 03/24 手を挙げて走る女や山桜 : 虚子 03/23 カーテンがふくらむ二次性徴みたい あ 願えば