01・10 渇筆で終る杜甫の詩雪明り : 中川すなを 01・09 いれずみになれと願えば水鳥は刻まれているこころの裏に : 山階基 01・08 夢に舞ふ能美しや冬籠 : 松本たかし  
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
<遊行一句 −2027> 2027/01/01~01/05
2027/01/05 玄関の金魚を褒めて礼者去る : 榮猿丸 2027/01/04 元日や手を洗ひをる夕ごころ : 龍之介 2027/01/03 蒲団から首出せば年の明けて居る : 子規 &n
<遊行一句 −2026> 2026/01/01~01/05
2026/01/05 建て替えるたびに小さくなる家のいちばん奥に眠る父親 : 土井礼一郎 2026/01/04 Ladies and どうしてgentleman : 平岡直子 2026/01/
<遊行一句 −2025> 2025/01/01~01/05
01・05 御降りや遺言書くには字が下手で : 池田澄子 01・04 東の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ : 柿本人麻呂 〜『万葉集』巻一 01・03 初夢の中をどんなに走つたやら : 飯島晴子 &n
<飲食一句 2027> 2027/01/01~01/05
2027/01/05 初買の手を汚したる烏賊の墨 : 鈴木真砂女 2027/01/04 八頭いづこより刃を入るるとも : 飯島晴子 2027/01/03 歯磨きを丁寧にして初参り : 下岡友加
<飲食一句 2026> 2026/01/01~01/05
2026/01/05 大根が大根おろしになるきもち : 火箱ひろ 2026/01/04 朝焼けは夜明けを殺しながら来る魚を食らう魚のように : 牛隆佑 2026/01/03 箸先の重さめでたく
<飲食一句 2025> 2025/01/01~01/05
01・05 べきべきと折る蟹の脚よもののふが甲冑を飾るこころ淋しむ : 小池光 01・04 ちょうど来た鯛 ちょうど来る正月 : 樋口由紀子 01・03 改竄はたやすくサイコロキャラメルをサイ
<アートな一句 2027> 2027/01/01~01/05
2027/01/05 文楽の眼剥きたる御慶かな : 大島雄作 2027/01/04 初富士にゴジラの赤つぽい素肌 : クズウジュンイチ 2027/01/03 獅子頭に首を差し出す社長かな :
<アートな一句 2026> 2026/01/01~01/05
2026/01/05 初明り銀河系字地球かな : 有馬朗人 2026/01/04 ドンドンドンドンキホーテの水槽のウツボ お前も旅に出ないか : 寺井奈緒美 2026/01/03 紙の世のかの
<アートな一句 2025> 2025/01/01~01/05
01・05 それもみな夢のようにて暮れそうろう うなじの綺麗な日なたの竜たち : 井辻朱美 01・04 この窓の四半世紀や初景色 : 木暮陶句郎 01・03 髭もじゃのだるまに口づけぼろぼろに