12/10 鯨ほどかなしきものを飼ひならす : 宮坂静生 12/09 野ざらしで吹きっさらしの肺である戦って勝つために生まれた : 服部真里子 12/08 手荷物をお引きください開戦日 : 堀
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【飲食一句 2024】2024/12/06~10/10
12/10 呆けるのが怖いと泣いている祖父に飲ませる認知症の薬を : 小坂井大輔 12/09 紙コップほどの交わり年忘れ : 岡田耕治 12/08 生みたての卵のなかにうずくまるまだ生まれては
【 アートな一句 −2024】2024/12/06~12/10
12/10 超うまいスキーの動画をずっと観てそのあと玉音放送を聴いた : 鈴木ちはね 12/09 レノン忌の闇深くなる神楽殿 : 角川春樹 ・・・1980/12/08 ジョン・レノン、 ニューヨークで銃弾に
【遊行一句 −2024】2024/12/01~12/05
12/05 「竹は竹、我は我ゆゑ、」りゅうちぇるはりゅうちぇるゆゑと風うたはむを : 米川千嘉子 12/04 火事跡の敷地驚くほど狭し : 小原啄葉 12/03 てのひらがだんだん広くなってい
【飲食一句 2024】2024/12/01~12/05
12/05 車窓に置く蜜柑ふたつやずつと海 : 広渡敬雄 12/04 愛するためにまず自分を愛せるか、だ 爪に牛蒡の泥が残って : 千種創一 12/03 窓の雪料理に皿も尽くる頃 : 生駒大祐
【 アートな一句 −2024】2024/12/01~12/05
12/05 置炬燵画集開けば埋まりけり : 小野あらた 12/04 ぼくの夢は夢を言いよどまないこと窓いっぱいにマニキュアを塗る : 笠木拓 12/03 白鳥の怒れる腋を見せにけり : 津川絵
【遊行一句 −2024】2024/11/26~11/30
11/30 移民船出てゆく冬の港かな : 喜多青子 11/29 選ばれて鴉となりし者ならむゆらりと初冬の路に降り来て : 大塚寅彦 11/28 跳箱の突き手一瞬冬が来る : 友岡子郷 &nbs
【飲食一句 2024】2024/11/26~11/30
11/30 婚姻のいま世界には數知れぬ魔のゆふぐれを葱刈る農夫 : 塚本邦雄 〜『緑色研究』 11/29 白菜の芯にありたる月のいろ : 木暮陶句郎 11/28 「世を捨てよ身を捨つるより」祖父の言葉思ひて
【 アートな一句 −2024】2024/11/26~11/30
11/30 人により態度を変えず燃えている動画の焚火をやすらかに見つ : toron* 11/29 冬ぞらはすこしへりたるナフタリン : 阿部青鞋 11/28 いつものやうに帰宅し来ればこはれ
【遊行一句 −2024】2024/11/21~11/25
11/25 あやしくも動悸してくる暗黒を救はむとして燈をともす : 斎藤茂吉 〜『寒雲』 11/24 さっぱりと布団の中で忘れけり : 西村麒麟 11/23 えいえいと合戦つづく映像に蠅が飛ん