11/10 白象とおもふ時雨の山並は : 青山茂根 #象な一句 11/09 どの夜の奥にも駅が横たわる環状線のしずかな疲れ : toron* 11/08 長き夜のところどころに付箋貼る : 金
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【飲食一句 2024】2024/11/06~11/10
11/10 けふをきのふとゆるく繋いでここにある葱をきざんだままの包丁 : 荻原裕幸 11/09 劇場のごとくしづかに牛蒡あり : 阿部青鞋 11/08 ヌードルに「かやく」を乗せて湯をそそぎ
【 アートな一句 −2024】2024/11/06~11/10
11/10 あをぐろき抹香鯨の屍体より脂は滲みだして虹を画くかな : 高木佳子 11/09 水晶の夜映写機は砕けたか : 堀田季何 ・・・水晶の夜:ドイツの各地で発生した反ユダヤ主義暴動(19
【遊行一句 −2024】2024/11/01~11/05
11/05 なけなしの力こぶだがピクニックするならこんな丘がいいだろ : 平安まだら 11/04 と言ひて鼻かむ僧の夜寒かな : 虚子 11/03 風吹けばあだにやれゆく芭蕉葉のあればと身をも
【 アートな一句 −2024】2024/11/01~11/05
11/05 水澄みて金閣の金さしにけり : 阿波野青畝 11/04 痛そうな整骨院の看板がロックっぽくて撮りたくなった : 平安まだら 11/03 黄落や祐三もかくうつむきて : 赤尾兜子 &
【遊行一句 −2024】2024/10/26~10/31
10/31 杉の実や魔羅重さうに土地の馬 : 小澤實 10/30 老ゆるとは脱皮に似たり 少年の毬栗あたま 嬰児のうぶげ : 大竹蓉子 10/29 長き夜の初めのはうに寝てしまふ : 仁平勝
【飲食一句 ー2024】2024/10/26~10/31
10/31 誕生日われの生れし刻来り濃き酢のなかの昏睡の牡蠣 : 塚本邦雄 10/30 朦朧の手の探りたる檸檬の香 : 大槻泰介 10/29 たこ焼きに大きな海老を入れて焼くうれしい日には大き
【 アートな一句 −2024】2024/10/26~10/31
10/31 終演ののち書きなほす台本のにがいだらうさアイラモルトは : 魚村晋太郎 10/30 紺に暮れ紫に明け雁の水 : 小川軽舟 10/29 誰の手に手は洗われて、手首から先がいつでも屋上
【遊行一句 −2024】2024/10/21~10/25
10/25 カサコソと言うなまっすぐ夜になれ : 佐藤みさ子 10/24 あの羽は飾りなんだよ重力は天使に関与できないからね : 木下龍也 10/23 人ゐてもゐなくても赤とんぼ : 深見けん二 10/22
【飲食一句 2024】2024/10/21~10/25
10/25 茹でられたお湯を緑に変えるブロッコリー想像上の樹木の姿の : 川島結佳子 10/24 観音に噂ありけり衣被 : 山口昭男 10/23 糠床をまぜて均してひとふりの塩はひつそり銀河を