12/20 憎らしき昭和懐かし蜜柑に種 : 池田澄子 12/19 削ぎ削がれ腐り腐らせ舌つづみ打ちつづけるのか離島の贄に : 古谷智子 12/18 実(じつ)のあるカツサンドなり冬の雲 : 小川軽舟 12/17 やはらか
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遊行一句 −2022】2022/12/11~12/15
12/15 図書館に乱入する馬一瞬は美し : 安井浩司 12/14 時間っていつも燃えてる だとしても火をねじ伏せてきみの裸身は : 大森静佳 12/13 冬の山初老の男激しやすき : 関悦史
【 タイム食句 ー2022 】2022/12/11~12/15
12/15 すじがきがなくてもさしてまわしたらさいごはまるくなりてたこやき : 長屋琴璃 12/14 あら何ともなやきのふは過ぎてふくと汁 :桃青 寒さ退つて足の先迄
越智裕二郎さん、俳号は耕牛
急逝されて2週間余り。 FBにあげるのは遠慮していました。 きょう、小曽根環さんの個展会場で30分にわたる動画に 越智館長の慈愛あふるる表情・愛嬌こぼれる仕草が甦りました。 世沙弥でも2年ほど前から神戸方面の アート関係
【遊行一句 −2022】2022/12/06~12/10
12/10 礼楽と曰ふが 高みへ高みへ絃なべて弾き切つてしまふまで : 紀野恵 12/09 カニ缶の外に冷たき空気かな : 北川美美 12/08 閉ぢられてある鏡にて白鳥は漆黒の夜をわたりの途
【 タイム食句 ー2022 】2022/12/06~12/10
12/10 ほぼむほんずわいのみそをすするなり : きゅういち 12/09 ぱりぱりとお味噌汁まで噛んでいる平年並みの氷河期らしい : 笹井宏之 12/08 大根は輪切りに死は平手打ち : 大本義幸 12/07 ロシアが
食句塾12月例会
食句塾12月例会 ・闇汁の杓子を逃げしものは何 出句51句、中に1句だけ著名俳人の知られていない句を 混ぜ込みましょう、という企画が今月から。 上記の句、10人出席でわずか1点。 虚子の句とラストに明かされました。 ・・
【遊行一句 −2022】2022/12/01~12/05
12/05 耳鼻科で逢い三半規管へ深入りす : 金原まさ子 12/04 軍事費の増加を告げる銭湯のテレビの前で全員裸 : 楡井はゆ 12/03 大阪の冬べんべんと太三味線 : 後藤綾子 &nb
【 タイム食句 ー2022 】2022/12/01~12/05
12/05 地下のバー酔ひやすくして己が手に残る時間を人ら埋もるる : 篠弘 12/04 葱掘るやあら逃亡のあで姿 : 永田耕衣 12/03 熱帯魚のごとくかすかに触れあひてときに食ひあふ冬の