09/30 売りといへば元に戻せるボタンなんかおつけしてですね ないない : 平井弘 09/29 かまつかや正しいことのあつかまし : 桃化 09/28 黒猫のかげひきよぎる宵の町犯人は手錠をはめられてゆく
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2023 】2023/09/26~09/30
09/30 薄き日に澄む秋鹿も春鹿も : 佐藤文香 09/29 暗闇にジントニックを灯らせてけふを葬る時間に座る : 門脇篤史 09/28 少しづつ運使ひ切る秋刀魚に火 : 加藤かな文 &nb
【 アートな一句 】2023/09/21~09/25
09/25 あはれあはれ初期ゴシック柱頭にはるかなる縄文を見たり大和忘れよ : 水原紫苑 09/24 眉間撃つ秋日さいとう・たかを逝く : 櫛部天思 ・・・2021・09・24 死去 09/2
【遊行一句 −2023】2023/09/21~09/25
09/25 若者の尻の小さき菊日和 : 及川真梨子 09/24 しゃがむとき体のなかで鳴る骨を双子の姉のようにおもえり : 大森静佳 09/23 手と足をもいだ丸太にしてかへし : 鶴彬 09/22 違ふ世にあらば覇王と
【 タイム食句 ー2023 】2023/09/21~09/25
09/25 葡萄の黒目累々と積む倉庫(くら)の内あなかすけしよ砂男をり : 葛原妙子 〜『葡萄木立』 09/24 蕎麦掻きを一口ふくむ伊那は秋 : 酒井弘司 #蕎麦な一句 09/23 朝食の支
【 アートな一句 】2023/09/16~09/20
09/20 好きな絵の売れずにあれば草紅葉 : 田中裕明 09/19 ハインラインの死のみづみづしい短調にこの遊星を編曲したい : 荻原裕幸 09/18 白秋の静かな時間ブラームス : 山中正
【遊行一句 −2023】2023/09/16~09/20
09/20 誰も知らない島のかたちで雲が行く。させられたことはわすれなさいね : 兵庫ユカ 09/19 赤とんぼじっとしたまま明日どうする : 風天 ・・・渥美清 09/18 膝蹴りを暗い野原で受けている世
【 タイム食句 ー2023 】2023/09/16~09/20
09/20 秋と思うビーフジャーキー千切り千切り : 池田澄子 09/19 おれカルディすきなんだよね 『わたしはぜんぜん好きじゃない・・・』 : 伊舎堂仁 09/18 三日月がめそめそといる
【 アートな一句 】2023/09/11~09/15
09/15 今ぼくのこころの枝に留まりたる蜻蛉のような音楽がある : 萩原慎一郎 09/14 通されて絵のある部屋の素秋かな : 村上鞆彦 09/13 いつか訪ねる博物館の片隅のカフェのようにも思う天国 : 松村由利子
【遊行一句 −2023】2023/09/11~09/15
09/15 糸電話古人の秋につながりぬ : 摂津幸彦 ・・・1996/10/13 死亡。 「平成八年九月二十日の私」の投稿5句が遺作となる。 09/14 蓋の無い眼球のように天体は剥き出しのまま渇き続ける : 土居文恵