02/05 倖せを疑はざりし妻の日よ蒟蒻ふるふを湯のなかに煮て : 中城ふみ子 02/04 試しみる鮫のエキスと蜆汁(オルニチン) : 菊田一平 02/03 鳥の卵ひとつのみほすあけぼのへ冷
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 アートな一句 】2023/01/26~01/31
01/31 鳩サブレの缶は優秀をさなごの塗り絵、ノートをすつぽり納め : 佐藤モニカ 01/30 雪雫譜面に記したくなりぬ : 田中貞雄 01/29 漫画家のともだちとする絵しりとり おとなのわたしたちの点滅 : 橋爪志
【遊行一句 −2023】2023/01/26~01/31
01/31 神すらも心ほそりて眠るならむ枯山の土に雪ひびきくる : 岡野弘彦 01/30 M列六番冬着の膝を越えて座る 榮猿丸 01/29 影が溶けきれなくなった新宿の地下のトイレで歯を磨いてる : 川村周 01/28
【 タイム食句 ー2023 】2023/01/26~01/31
01/31 蜜柑剥く回覧板が濡れている : 三好飛白 01/30 断面の苺 あなたが見殺しにした真冬から葉書が届く : 魚村晋太郎 01/29 ダイドーの自販機ありて花アロエ : 杉原祐之 &
【 アートな一句 】2023/01/21~01/25
01/25 白壁は150号のキャンバスのわが曇天を光らしめたり : 花山周子 01/24 レコードのノイズ愛しむ枯木窓 : 左近青風 01/23 電柱が急にがうがう騒ぎ出づゴッホが冬を掴んで来ると : 石川美南 01/2
【遊行一句 −2023】2023/01/21~01/25
01/25 雪の夜に迫りせまりて養魚場より錦鯉をば盗む人あり : 小池光 01/24 梟や男はキャーと叫ばざる : 三橋敏雄 01/23 いますぐに君はこの街に放火せよその焔の何とうつくしからむ : 前川佐美雄 〜『植物
【 タイム食句 ー2023 】 2023/01/21~01/25
01/25 冬苺あなたの赤いとこ見せて : 静誠司 01/24 食い逃げをしてしまいそう 都会には似合わない道端の柑橘 : ショージサキ 01/23 焼鳥の我は我はと淋しかり : 佐藤文香 &
【 アートな一句 】2023/01/16~01/20
01/20 凍滝やルノアール額縁の中 : 板倉砂笏 01/19 うす塗りの画のつめたさ / 伏し目の像のしずけさ / こおりが張る朝の : 小林久美子 01/18 宗達の濤の松島観初めに
【遊行一句 −2023】2023/01/16~01/20
01/20 きのうのラジオからきのうのお天気 : 妹尾凛 01/19 沈黙といふ言の葉をみつけだすまで人類史もうあとすこし : 笹原玉子 01/18 凩の果はありけり海の音 : 池西言水
【 タイム食句 ー2023 】2023/01/16~01/20
01/20 カロリーをジュールに変えてゆく日々の暮らしが骨と骨の隙間に : 吉田恭大 01/19 大根買ふ輪切りにすると決めてをり : 波多野爽波 01/18 泣きそうな顔で言うことじゃないだ