08/31 大阪にアジアの雨や南瓜煮る : 小川軽舟 #大阪な一句 08/30 勝ち負けの気持ちが滲んできて黙る 目の前の器に餃子が残る : 竹中優子 08/29 万有引力あり馬鈴薯に
【 アートな一句 −2024】2024/08/26~08/31
08/31 志望校東京芸大赤蜻蛉 : 向坂穣 08/30 群青の夜の一陣の風として銀河を渡る野生馬の群れ : 鈴木加成太 08/29 ゆふがほの解けて胡弓の遠音かな : 新庄富美 08/28 東京を女人と思う官能
memo -0809『戦争ミュージアム』
『戦争ミュージアム』梯久美子 *周南市回天記念館 先日読んだばかりの『忘れられた日本史の現場を歩く』で 八木澤高明が取り上げた<本土決戦における重要拠点>の 千葉、館山湾。 あちこちにこの日本断末魔の拠点が造られていた。
memo -0808
*ダイダラボッチ : 日本の各地で伝承される巨人。 一寸法師の反対。 *デンデラ野 : 遠野物語の姥捨て伝説。 蓮台野(デンデラノ)と云う地あり。 昔は六十を超えたる老人はすべて此蓮台野へ追ひ遣るの習ありき
memo -0807『忘れられた日本史の現場を歩く』
『忘れられた日本史の現場を歩く』:八木澤高明 +++千年単位の日本史 *拝や屋が暮らす集落〜高知県香美市 *平家の落人集落 〜山口県周南市 *青墓宿 〜岐阜県大垣市 +++本土決戦における重要拠点 *館山湾
【遊行一句 −2024】2024/08/21~08/25
08/25 万国のイノベーションを丘のうへにあざわらひ立つ太陽の塔 : 松本章男 08/24 空蝉に象が入つてゆくところ : 行方克巳 #象な一句 08/23 おりたたみしき空を鞄につめこみて軍のときは逃げる覚悟だ
【 タイム食句 ー2024】2024/08/21~08/25
08/25 詩人の家蟲の真中に珈琲沸く : 高島茂 08/24 ただひとつ惜しみて置きし白桃のゆたけきを吾は食ひをはりけり : 斎藤茂吉 〜『白桃』 08/23 颱風の逸れて星降る立呑屋 : 關考一
【 アートな一句 −2024】2024/08/21~08/25
08/25 月光と降る羽衣わたしははだか : 三井絹枝 08/24 その地下に納骨堂をもつゆゑにつまさきだちの塔のかなしみ : 井辻朱美 08/23 脳の中二階にも獏が見つからない : 藤田踏青 &n
memo -0806
*死者のための枕 *生まれておいで *空間のアウラ *おかえり
【遊行一句 −2024】2024/08/16~08/20
08/20 見開きのページのような夏座敷 : 高石まゆみ 08/19 前からもまた後ろからも抱くことのなき者となり老いは抱かるる : 伊藤一彦 08/18 みずうみを孕んでしまう後遺症