04/30 鉄骨抜いて地下編み直す朧かな : 佐怒賀正美 04/29 波斯人オマール・カイヤムの古ごころ蝶のねむりといづれあはれぞ : 坪野哲久 04/28 手の甲に浮く静脈のひとり旅 時実新子 &nbs
【 タイム食句 ー2023 】2023/04/26~04/30
04/30 カツレツに檸檬だらだら垂らすごと終はりなきものならむ 親子は : 小佐野弾 04/29 伊予柑を食べたなと云ふ吾が手嗅ぎ : 野崎海芋 04/28 行く春の燈のしたにだれもだれも腸(はらわた)をしもたたみをさ
熊野清貴作品
先日、弥次喜多道中でうかがった 雲仙の工房、熊野清貴さん。 その熊野さんの作品を改めてご紹介。 世沙弥で現在展示中。 1)篆書の文字を織りあげて、 書の残欠コラージュで立体額装。 2)誰かをモデルにした人形。 3)木目を
『田主丸芸術研究所』
。 久留米の隣り『田主丸芸術研究所』。 むにゅむにゅのでっかいふしぎ風船を背中に担いで そのまんま世界中を放浪するご存知、坂井存さん。 <研究所>では、 名も無く没した作家や、地元作家の研究発掘を続け、 もうすぐにはフラ
【 アートな一句 】2023/04/21~04/25
04/25 磨崖仏おほむらさきを放ちけり : 黒田杏子 04/24 紅い繪の森入口の道標に追手まよはす矢印加へ : 稗田雛子 04/23 囀に色あらば今瑠璃色に : 西村和子 04/22 セロファンの春画の朝凪にのまれて
【遊行一句 −2023】2023/04/21~04/25
04/25 さくら花ちりぬる風のなごりには水なき空に浪ぞたちける : 紀貫之 〜古今集 04/24 落ちる時椿に肉の重さあり : 能村登四郎 04/23 あかがねの蒙古のラッパを吹き鳴らしわれはアジアの男好めり : 佐伯
【 タイム食句 ー2023 】2023/04/21~04/25
04/25 かたくなにベジタリアンで蝋燭で : 岡本知昭 04/24 百発百中でやさしくいたかった あのあめ玉るろろっと歯に当てる : 初谷むい 04/23 卵割る窓を初蝶よぎりけり : 西宮舞 04/22 おもいでのう
memo -015
<まくら> 枕詞・歌枕 : 歌の生命の指標 まくら=神霊の寓(やど)る設備 枕草子 本歌取り:古歌のまくら(生命標)を取り込むことで 本歌の威力を新作歌にまるごと包含させる。 言霊信仰 *<無内容>の効用