2027/07/15 首の汗背中の汗に追いつきぬ : 山口昭男 2027/07/14 昼寝してゐても眉間に寄りし皺 : 抜井諒一 2027/07/13 雨後しばし森の匂ひの夏座敷 : 浅川芳直
<遊行一句 −2026> 2026/07/11~07/15
2026/07/15 曲者の汗もかかざる遅参かな : 橋本榮治 2026/07/14 北を指すものらなべてかなしきにわれは狂はぬ磁石をもてり : 生方たつゑ 2026/07/13 回天の内部の
<遊行一句 −2025> 2025/07/11~07/15
07・15 海底のダイオウグソクムシといふ白装束の静かな眠り : 後藤進 07・14 捨てるもの考へてゐる端居かな : 仁平勝 07・13 莨なんぞ存念なけれ蒼き缶のショートピースに恋ひわたる
<飲食一句 2027> 2027/07/11~07/15
2027/07/15 居酒屋の朝の風鈴鳴りにけり : 広瀬敬雄 2027/07/14 暑き夜や鯖の味噌煮の骨の数 : 守屋明俊 2027/07/13 ノクターン二番あんみつ崩して るん : 土
<飲食一句 2026> 2026/07/11~07/15
2026/07/15 二の腕にすいかのラベル貼られたら剥がさぬようにかじるすいかよ : 山階基 2026/07/14 鰻重を真つ直ぐ伸びてゆく光 : 西村麒麟 2026/07/13 それはもう
<飲食一句 2025> 2025/07/11~07/15
07・15 見付けたり避暑の極みの粗衣粗食 : 西村和子 07・14 深夜灯ともる食料品店ゆくりなく劣情といふことばをおもふ : 小池光 07・13 真夜中のうどん屋の蚊にさされけり : 月野
<アートな一句 2027> 2027/07/11~07/15
2027/07/15 ほどほどに水着濡らしてする話 : 野名紅里 2027/07/14 発掘の土器に番号雲の峰 : 林昭太郎 2027/07/13 金粉をこぼして火蛾やすさまじき : 松本たかし  
<アートな一句 2026> 2026/07/11~07/15
2026/07/15 僕たちの祖国はいつも塔がある。 それは高くて、ときに黒くて : 山田航 2026/07/14 短夜のあけゆく水の匂かな : 万太郎 2026/07/13 いちまいの紙をさ
<アートな一句 2025> 2025/07/11~07/15
07・15 手花火の終りて何もせぬ両手 : 的場秀恭 07・14 水鉄砲にはほんの少しだけ残ってた水、わかる、わたしもそうだから : 平岡直子 07・13 夏座敷しいんしいんとぼるへす : 小
日日の花花 0714 0715
0714 塚本1丁目 咱夫藍擬(さふらんもどき) ハブランサス 南米原産 ウルグアイやパラグアイは胡麻栽培の関係で 熱暑の現地を何度も彷徨った。 30年の時空の遭遇がこんな形で。 0715 新北野2丁目 鬼百合 英名:タ