０７・３１ 戰爭のたびに砂鐵をしたたらす暗き乳房のために禱るも ： 塚本邦雄 〜『水葬物語』 ０７・３０ 行き摺りの夏手袋に眩みけり ： 鈴木茂雄 ０７・２９ 睡蓮のくれなゐの群れ夢見つつ共謀
＜飲食一句 ２０２７＞ 2027/07/26~07/31
2027/07/31 花火せよ淀の御茶屋の夕月夜 ： 蕪村 2027/07/30 サラダさっと空気を混ぜて朝曇 ： 正木ゆう子 2027/07/29 ピーマンの輪切りの彼方まで夏野 ： 秋尾敏
＜飲食一句 ２０２６＞ 2026/07/26~07/31
2026/07/31 中華鍋に空芯菜を炒めつつわが想ふことおほよそ凡俗 ： 島田修三 026/07/30 ハードリカー西日が地図を搔き毟る ： 楠本奇蹄 2026/07/29 秘密基地のごとき
＜飲食一句 ２０２５＞ 2025/07/26~07/31
０７・３１ 待つことも尊き土用鰻かな ： 星野高士 ０７・３０ 酒、肴、人みな淡きを友としてカマスの塩焼きほぐしつつ食む ： 柴田典昭 ０７・２９ 人の死に蛸切つてゐる暑さかな ： 山口昭男
＜アートな一句 ２０２７＞ 2027/07/26~07/31
2027/07/31 蚊ばしらのくづるゝかたや路地の口 ： 永井荷風 2027/07/30 ライブ後はみんなばらばら沙羅の花 ： 木田智美 2027/07/29 夕焼野嫗百人立尿 ： 高橋睦郎
＜アートな一句 ２０２６＞ 2026/07/26~07/31
2026/07/31 われの輝くいづこを狙ひ荒淫の彼の手のわななける拳銃 ： 塚本邦雄 ～『水銀伝説』 2026/07/30 やさしうてごつうて男踊りかな ： 行方克巳 2026/07/29
＜アートな一句 ２０２５＞ 2025/07/26~07/31
０７・３１ 夏場所に行つたきりのピアスかな ： 野口る理 ０７・３０ 本番の前に合わせるラの音に最後の夏をチューニングする ： 蒲生友人 ０７・２９ 十一人ゐて夏萩の風止まず ： 林桂 &nb
日日の花花 0727
0727 塚本３丁目 カサブランカ レストランにあると随分趣味が悪いなあ、 スルーするだけやけど、 普通のお家の玄関にあると、 なにげにけなげ。
＜遊行一句 −２０２７＞ 2027/07/21~07/25
2027/07/25 おほごとになればなつたで髪洗ふ ： 津高里永子 2027/07/24 真白なる峰雲大阪にもたつよ ： 茨木和生 2027/07/23 ごきぶりのながなが交む静寂かな ：
＜遊行一句 −２０２６＞ 2026/07/21~07/25
2026/07/25 親分に持たせてもらふ捕虫網 ： 白濱一羊 2026/07/24 人皆の箱根伊香保と遊ぶ日を庵に籠もりて蠅殺すわれは ： 正岡子規 2026/07/23 電柱の直立不動大夕