2027/10/20 鴨渡る鍵も小さき旅カバン : 中村草田男 2027/10/19 遺失物係のあくび鳥渡る : 佐藤久 2027/10/18 開かざりし通草の口を指にひらく : 小澤實 &n
カテゴリー: セサミ日記
<遊行一句 −2026> 2026/10/16~10/20
2026/10/20 殲滅といふ軍(いくさ)言葉なれ鏖殺といふは魔の言葉なれ : 葛原妙子 〜『橙黄』 2026/10/19 亡き父の秋夜濡れたる机拭く : 飯田龍太 2026/10/18 月
<遊行一句 −2025> 2025/10/16~10/20
10・20 重陽の嗅ぎつくしてもなほ二人 : 山田耕司 10・19 官憲の虐殺による夭折のために切れてる著作権だとはわかっている タダで読む : 山田航 10・18 秋の夜更けの除菌ウェットテ
<飲食一句 2027> 2027/10/16~10/20
2027/10/20 犀のような手相わが野に流れる酢 : 赤尾兜子 2027/10/19 青きままどんぐりの内部告発 : 赤松勝 2027/10/18 檸檬のみ巨大なりしよ神の島 : 中村和弘
<飲食一句 2026> 2026/10/16~10/20
2026/10/20 なんといふ空がなごやかな柚子の二つ三つ : 山頭火 2026/10/19 覇道がさらに呼び起こす覇道 オリーブ油垂らせば響く金属音が : 生沼義朗 2026/10/18
<飲食一句 2025> 2025/10/16~10/20
10・20 蕎麦を蕎麦つゆに付けずに通ぶって食べたのがアレでした遡って考えてみたら : 小坂井大輔 10・19 コーヒ店永遠に在り秋の雨 : 永田耕衣 10・18 パン種が内から膨れゆくごとく
<アートな一句 2027> 2027/10/16~10/20
2027/10/20 秋晴のダムの曲線見にゆかむ : 岡田由季 2027/10/19 蓑虫の身包み剥がす知りたがり: 吉岡麻琴 2027/10/18 白露や死んでゆく日も帯締めて : 三橋鷹女
<アートな一句 2026> 2026/10/16~10/20
2026/10/20 面白さ急には見えぬすすきかな : 上島鬼貫 2026/10/19 はやい曲ばかり聴いてた頃の血はきっと今よりさらさらだった : 平安まだら 2026/10/18 跨いだり
<アートな一句 2025> 2025/10/16~10/20
10・20 いけないことはみんな本から教わったひとつの書架として君を抱く : 松野志保 10・19 そこにあるすすきが遠し檻の中 : 角川春樹 10・18 「亡き王女のためのパヴァーヌ」そそぎ