Archive for category セサミ日記

羊三つ? さて、なんて読む?

駅周辺で腹ごしらえ。
通り過ぎておもわず戻って目を凝らす。
羊三つ?
牛三つは犇(ひし)めく、春三つは蠢(うごめ)く、やし。
調べたら、<なまぐさい>とでました。
それ、店の名前にあかんやろ。
中国大陸では別のニュアンスがあるんでしょう、
とにかく本日はパス。
そんなときは、いい蕎麦屋にめぐり逢います。
できる打ち手は蕎麦湯もうまい。

15年ほど前からポツポツと
やたら濃い蕎麦湯をだす店が増えた。
ポタージュみたいって、阿呆か。
そんな店に限って、JAZZでっか。

ここは、山葵も辛み大根も葱もたっぷり。
蕎麦湯の時まで残して、ここではじめて
そばつゆに入れて、〆のお酒のアテに。

酒は、三木市の葵鶴。はじめて。

『港町』 想田和弘監督観察映画

『港町』 想田和弘監督
<観察映画>とある。
ドキュメンタリーのなかでも
明確に手法とコンセプトを宣言している。

第7弾の今作品は、
6弾である『牡蠣工場』と同じ瀬戸内の牛窓が舞台。

どこにもある日本の風景と人々の暮らし。
いつもと同じ調子のおしゃべりのついでに、
むこうの崖下の裂け目が突如露わにされる。

【 タイム食句】 04・21〜04・25

4・25
青海苔や水にさしこむ陽の光 : 正岡子規
〜〜明石の蛸の目鼻立ち良き

4・24
もみ殻に埋もれてゐたる乾物屋の鶏卵(たまご)をおもへ糞まみれなる : 島田修三
〜〜食いもんの製造工場4次元へ

4・23
みんなあほ蛤の舌出っぱなし : 小林苑を
〜〜かしこあつまり気にしてる砂

4・22
骨壷は青天の色あたらしき臘酒をみたしわが前にあり : 塘健
〜〜六道を巡る一夜のみそかごと

4・21
蕨手は夜見の手それも幼き手 : 高野ムツオ
〜〜黄泉の底からのぞく目ン玉

梅焼きはかまぼこのドラァグクイーン

新世界で関東煮、どやさ。
まずは梅焼き。

高級魚のすり身と卵の上品なふわふわ感、
そういう割烹の梅焼きもええけど、
ここは通天閣の下、
しっかりかまぼこのドラァグクイーンたる
ヤサグレ食感がたまらんっす。

「京の持ち味、大阪の喰い味」
なかなか微妙なとこやけど、なんとのうわかりますね。
江戸と上方の味比較はパターンにはまりすぎて
おもろないけど、京都と大阪の味比べしだしたら、
どいつもこいつもうるさいでっせぇ。

聚楽庵句会、久々に参加

聚楽庵句会、久々に参加。
『里』凄腕の面々も勢揃い。

いつもの虎ちゃんフルフルコース。
大原朝市買出しの摘み草がうれしい。
野蒜、こごみ、土筆、嫁菜、蒲公英。
<季語を料る献立>がコンセプト。

落書きシャツの牙城さん、
よおく見たら、「電柱に嘔吐三寒四温かな」
先日のトークショーでの翼さんのサイン。

今回の断トツぶっちぎり
* みんなあほ蛤の舌出っぱなし : 苑を

『 笹踊りと笹踊り歌 』 塚田哲史

『東三河地方の
笹踊りと笹踊り歌』 塚田哲史

豊川あたりに伝わる祭礼の囃子もの。
いまも20箇所に残っている。
神社ごとの踊りの詳細と踊り歌の採譜が
A4サイズ 分厚い一冊の本にまとめられた。

東北において震災後いち早く
こころをつなぎとめたものとして注目されたのが
村々に伝承されたお祭りであった。

塚田個人の永年にわたる地道な作業は、
歌の<採譜>となるとほとんど難儀を極めるものであろう。
出版までぐるりの支えてきたメンバーの方あってのことだろうが、
なにより塚田本人の業績を褒め称えたい。

『玲瓏』の歌友、25年前に腎移植をうけて
闘病しながらの達成である。

藤蔵たっぷり 『瓢箪棚の段』

藤蔵たっぷり。
『瓢箪棚の段』の長丁場、
切腹あり、大立ち回りあり、
三味線藤蔵が暴れまくる。
もはや掛け声とはいわぬ。
押忍の唸りから雄叫び咆哮へ。

この『彦山権現誓助剣』、
まるで小劇場の不条理コメディ。
めちゃくちゃでおもろい。あきさせない。

咲穂太夫が織太夫になって、
藤蔵とのコンビをまだ聴いていない。
このふたりで、連続三年ぐらい集中して、
公演を企画してほしい。
そうすれば、文楽が歌舞伎人気以上になるときが
かならず来る。

【 タイム食句】 04・16〜04・20

4・20
飮食のさなかましろき魚の肉に添いたる血管をはずしゆく : 内山晶太
〜〜夏近し解体新書弟と

4・19
鳥貝や打ちすゑられて蠢ける : 間村俊一
〜〜握る板前初心者マーク

4・18
われを叱り弟を叱り飽き足らず冷蔵庫叱るけふの母親 : 岩﨑佑太
〜〜有精卵復讐するは割れにあり

4・17
甘皮を剥いてあらゆる日永かな : 大塚凱
〜〜変態脱皮なんども許す

4・16
実体もないのにここで生きてゐる午前一時の尿意がリアル : 大塚ミユキ
〜〜透け肉の幽霊太き管で立つ

それでも脳味噌は残留する

獣の頭蓋骨。
苛性ソーダで煮込み、過酸化水素で漂白。
それでも脳味噌は残留するという。
長野久人の新作インスタレーション。

個個の作品はキッチュな表情をみせながら、
狭い室内に木火土金水の思想を層として、
濃厚な弔いの匂いが立ち込める。

@MU東心斎橋画廊

『上方落語史観』

『上方落語史観』 高島幸次

上方落語のネタから
とんでもないエピソード、故事来歴が
ポロポロこぼれでてくる。

古文書や歴史物語から引用、
解き明かす場合が多いのが通例やけど、
ひっぱってくるネタ元のカテゴリーが
現代風俗から映画、オペラ、アート、グルメ、
う〜ん、ジャンルの広さにたのしくうかれてしまう。

<よお知らんけど> フレーズを連発しながら、
上方の皮肉、ブラックのスパイスが十分効いてます。

最近の噺につまらん地口オチが多いのも、白ける要因やったけど、
その元ネタが現代の常識では理解できなくなってるから
やむなくてっとりばやくて作りやすいサゲに変えてる、
ちゅうことがよおわかりました。


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