Archive for category セサミ日記

デヴィッド・リンチの絵皿

世沙弥亭の準備
人数が多いので、ふだんあまりつかわない皿を。
デヴィッド・リンチのストーリー絵柄を
焼き付けた12枚組。

『バウハウスと茶の湯』山脇道子

山脇道子
『バウハウスと茶の湯』

バウハウス:予備課程での
カンディンスキーの週一の授業や
専門コース・織物科の授業の詳細が
図版(全部で180点)で紹介されている。
これは興味のないものでも惹きつけられる。

バウハウス、茶の湯、民芸、普段遣いのなかにも
極限まで無駄を省いた先に残る調和。
100円ショップにも存在感を示すものはある。

道子さんのコメントに
「 最近は、合理主義、機能主義の中にも
わずかな「 間」が欲しいという気持ちが
生まれています 」

この<あわい>こそが日本人の美学の
究極のポイントですね。

『俳人風狂列伝』 石川桂郎

『俳人風狂列伝』 石川桂郎

テクスト論は、俳句なら俳句17音だけを享受する。そこに作者
はいらない。ロラン・バルトの提言ですね。短歌を読み解く際に、
作者の年齢、性別、犯罪者であろうとLGBTであろうと、一切関係
ない。塚本邦雄はつねにそう主張しました。

分け入つても分け入つても青い山
山頭火に瞬殺された。あなたならどうする?もっとほかの俳句を
知りたい。いろんなテクストを渉猟する。それから。
作者は、どんな人?どんな境遇?最期は?
放哉にも同様の興味はわきますね。自由律の俳人には特に作者自
身の背景から句の奥を読み解きたい芸術的好奇心がかきたてられま
す。

俳句と風狂は合っている。作品以上の風狂の生き様をみたい。そ
んな衝動をこの列伝はみごとな距離感で作者にきわめて近い場で端
正に寄り添って紹介している。
放哉、山頭火、三鬼、東洋城、知っているにはこの四人まで。全
部で11人。しかしその三鬼でさえ、抱いてきたイメージとは大き
く違っていました。三鬼の場合はほかと逆で、すさまじくアナーキ
ーな人生と思いきや、意外ときちんとした歯科医でありました。

夜濯ぎの一夜妻待つ古雑誌 : 田尻得次郎
冬を生き人の遺品を身に纏ふ : 岩田昌寿
黛を濃うせよ草は芳しき : 松根東洋城
秋風に言ふこともなく別れけり : 相良万吉
藁巻きこむ牛の厚舌走り梅雨 : 阿部浪漫子

【 タイム食句】 06・11〜06・15

6・15
老いてゆく記憶にまろく明かるみて世界を覆ふ夏蜜柑在る : 紀野恵
〜〜親指をずぶり突き立て地球割る

6・14
食ふ肉と滅びあふ身ぞ空のあを : 三橋敏雄
〜〜骨の周りの部位から腐る

6・13
魚捌き塵出し終へて午後よりは一人こもりて三鬼を読めり : 志垣澄幸
〜〜歯科医師でおんな好きいらぬ情報

6・12
こぼれがちなビールの泡よサヨナラ勝ち : 遠山陽子
〜〜かわらず君は敗戦投手

6・11
「お〜いお茶」並び立ちゐる会議室選び買ひしは男にあらむ : 村上和子
〜〜会社尻拭い家庭皿洗い男子

雀太 「遊山船」

『あほの会』 @ 繁昌亭
雀太「いらちの愛宕詣り」にはじまって
トリも雀太。

「遊山船」
舞妓の袖に南京豆入れる入れへんのくだり、
このしょおもない阿呆さ加減、たまりません。

難波橋から大川の屋台舟を見下ろしながら
噺はすすんでいきますが、
この日の席は一番前のど真ん中、
見下ろす雀太の目線が
剛速球のストライクゾーン。
おまけに、このライオン橋のほん、ねきで
生まれて大きいなったもんで、
グイグイはいってきますねん。

藤蔵の太功記

藤蔵の太棹。
梅雨のしっとりから時折りの晴れ間、
かとおもうと天をとよもす雷鳴が。

絵本太功記 尼ヶ崎の段、
気迫、唸り、押忍、掛け声、雄叫び。
もう文楽三味線の域にとどめおくことはできない。
浄瑠璃語りと太棹を兼ねた独り芸に挑戦してもらいたい。

今回は、おなじ尼ヶ崎の段、
千歳太夫と富助が評判。
聴き比べると4人の個性がはっきり。

さらに15日からは、
織太夫と燕三が演る予定。

榎忠 『RPM-1200』

壮大な叙事詩をひもとくような
榎忠 『RPM-1200』

地下に降りると、
大砲と無数の薬莢。
裏に刻み込まれた数字をみせてもらった。
= 1944 =
愚かなる戦争に突っ走っていた。
1年もたたず、敗戦。
チュウさんが生まれたのも1944年。
このヴィンテージに込められたものは。
黙示録的光景が眼裏にひろがっていく。

『ローズチュウ』

榎忠 展
3つのフロアで。
まずは、
『ハンガリー国へハンガリで行く』
画廊展示ならではの
『ローズチュウ』
三代にわたるバスト。
それぞれの土地ゆかりの
やんごとなき方の型取りとか。

@ ギャラリー島田

【 タイム食句】 06・06〜06・10

6・10
真っ当すぎるぜ鰹のお魚面(さかなづら) : 鈴木明
〜〜散髪屋きて穴子にされた

6・9
舌を刺ししかの毒薬の酸(す)ゆにがき味をこのごろまた思ひいづ : 石牟礼道子
〜〜ドンファンは末期の味に覚醒す

6・8
水飯やみめよき貧乏神侍り : 関悦史
〜〜漬物切るに裸エプロン

6・7
その味のわからぬほどに少しづつ楊枝に差して試食せよとふ : 香川ヒサ
〜〜迷店のフードコートに阿呆の列

6・6
尾をふりて首のせあへり冷し豚 : 三条羽村
〜〜糞を食わせる拷問に耐え

地下の炎帝

でかい。
高田治 @国展

天王寺美術館地下の炎帝に見おろされた後は、
さっぱりした蕎麦が食いたくなった。

梅しそ。
冷かけのつもりで選んだけど、
ここは、もり蕎麦に乗せてるだけで、
早とちりに気がつく。
蕎麦前は、花巴(奈良)
結局、
蕎麦打ちもお酒も
美味しくて、満足満足。


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