12月 メモ

『来る』 監督・中島哲也
実験的エンタメ。
祈祷師大会の魔術合戦オンパレード。
柴田理恵が名演技。

『勝ち過ぎた監督』 中村計
講談社ノンフィクション賞
高校野球、駒大苫小牧の香田監督。

T氏の告白。
島尾敏雄とミホ夫婦のノンフィクション
『狂う人』で衝撃を受けたが、
現実にそれに近い夫婦関係をまじかに聞いた。

『離見の見』 松谷武判 展

『離見の見』
新聞連載エッセイの挿絵。

文楽、能、歌舞伎の名人がらみのエッセイは面白く、
毎回読んでいた。
挿絵は流石にえらい飛んでる印象があったが、
まとめてみると、異次元交差で絶妙の付き具合。
図録は英文併記。

絵:松谷武判
文:亀谷典子
発行:ギャラリーほそかわ

森村泰昌 @中央公会堂

(独裁者を笑え)
中央公会堂に立つヒットラー
森村泰昌の2007年撮影のビデオを
2018年、同じ場所で観る。

『なにものかへのレクイエム』
三島、レーニン、ヒットラー、
20世紀の歴史的マッチョの亡霊を登場させたのは、
<夢幻能>の形式。
ビデオ上映に先立ち、森村さんのコメント。

なるほど、世阿弥は21世紀に熱い吐息を漏らす。

遭遇一句 12・06〜12・10

1210
マスクきつし銀行のテレビの無音 : 三村凌霄

 

1209
戦術としての無垢、だよ満員の電車を群衆とともに下車する : 中澤系

 

1208
冬けふも居間占むる象気にとめず : 関悦史

 

1207
地下鉄の終点に来てひとりごつまぼろしは死せりこのまぼろし : 斎藤茂吉

 

1206
置かれある情死の天の寒き晴れ : 橋本多佳子

タイム食句 12・06〜12・10

12/10

それでもわしは叫ぶんやから無い口のかわりに穴からひり出している : 吉岡太郎  

〜〜解放へまずは縛りの味占める

 

12/9

憂きことを海月に語る海鼠かな : 黒柳召波  

〜〜多動性障害いらち族

 

12/8

にわとりとアヒルが凍土に死を終える三十万余の殺処分の穴 : 松平盟子  

〜〜古層掘るゴッドハンドは呪われて

 

12/7

食堂ののれん仕舞はれオリオン座 : 松本てふこ  

〜〜ボヘミアン湧く連れションすれば

 

12/6

舌先であなたの舌のさざ波に触るれば沈む遣唐使船 : 屋良健一郎  

〜〜密漁の小舟におどる凍て匈奴

吉村萬壱 <いろは病院 閉鎖病棟>

吉村萬壱
<いろは病院 閉鎖病棟>

傑作『ポラード病』に惹かれて、
<編み&かのこ>の階段、
上がってのぞいてきました。

安永正臣 『 虚ろなもの 』

野獣も小鳥も人も
肉体は虚無への供物、
魂は虚ろなるもの。

安永正臣の時空を超えるゴッドハンドが
まるで手品のように、<虚無への供物>を
開示してくれる稀有なるチャンス。

『 虚ろなもの 』 @ wad

<やまなみ工房+YELLOW>

DID YOU NO WRONG
セックスピストルズのタイトルをつけた
<やまなみ工房+YELLOW>展覧会 @甲賀

ギャラリーだけでそろそろ帰ろうか、コートを着たところで
偶然にもスタッフの方が声をかけてくださって
施設の中を見学。ラッキィ。

『地蔵とリビドー』の映像で工房の様子は
おおかた理解していたつもりだったが、
広大な福祉施設のアート現場は新鮮な驚きの連続。

すぐ近くの、櫟野寺十一面観世音菩薩が
33年ぶりの大開帳。
あとで寄るつもりだったけど、
ここでたくさんの菩薩さんから
後光を浴びすぎたので、そちらはパス。

やまなみ工房

突然机に描きたくなったそうです。

@ やまなみ工房

タイム食句 12・01〜12・05

12/5

凩や愛の終わりのカツカレー : 長谷川裕  

〜〜変節無念らっきょ好きなり

 

12/4

かの日より前の三陸鯖水煮 缶を空ければしろがねの胎 : 田村ふみ乃  

〜〜黒ビール小瓶ちょい呑み髭に泡

 

12/3

鮟鱇や指一本で糶落す : 加藤哲也  

〜〜市場の風呂の異常沸騰

 

12/2

大根にうすい十字の切りこみを どうかきみながいながいスパンで : 蒼井杏  

〜〜味噌煮込み恥のポイント違い知る

 

12/1

蝋燭のパスタ立ち昇りフォーク宙に凍つ : 関悦史  

〜〜飾り包丁わざは廃れて


Parse error: syntax error, unexpected '<' in /usr/home/taizoo/taizoo.com/blog/wp-content/themes/arclite-tz/footer.php on line 3