梅焼きはかまぼこのドラァグクイーン

新世界で関東煮、どやさ。
まずは梅焼き。

高級魚のすり身と卵の上品なふわふわ感、
そういう割烹の梅焼きもええけど、
ここは通天閣の下、
しっかりかまぼこのドラァグクイーンたる
ヤサグレ食感がたまらんっす。

「京の持ち味、大阪の喰い味」
なかなか微妙なとこやけど、なんとのうわかりますね。
江戸と上方の味比較はパターンにはまりすぎて
おもろないけど、京都と大阪の味比べしだしたら、
どいつもこいつもうるさいでっせぇ。

聚楽庵句会、久々に参加

聚楽庵句会、久々に参加。
『里』凄腕の面々も勢揃い。

いつもの虎ちゃんフルフルコース。
大原朝市買出しの摘み草がうれしい。
野蒜、こごみ、土筆、嫁菜、蒲公英。
<季語を料る献立>がコンセプト。

落書きシャツの牙城さん、
よおく見たら、「電柱に嘔吐三寒四温かな」
先日のトークショーでの翼さんのサイン。

今回の断トツぶっちぎり
* みんなあほ蛤の舌出っぱなし : 苑を

『 笹踊りと笹踊り歌 』 塚田哲史

『東三河地方の
笹踊りと笹踊り歌』 塚田哲史

豊川あたりに伝わる祭礼の囃子もの。
いまも20箇所に残っている。
神社ごとの踊りの詳細と踊り歌の採譜が
A4サイズ 分厚い一冊の本にまとめられた。

東北において震災後いち早く
こころをつなぎとめたものとして注目されたのが
村々に伝承されたお祭りであった。

塚田個人の永年にわたる地道な作業は、
歌の<採譜>となるとほとんど難儀を極めるものであろう。
出版までぐるりの支えてきたメンバーの方あってのことだろうが、
なにより塚田本人の業績を褒め称えたい。

『玲瓏』の歌友、25年前に腎移植をうけて
闘病しながらの達成である。

藤蔵たっぷり 『瓢箪棚の段』

藤蔵たっぷり。
『瓢箪棚の段』の長丁場、
切腹あり、大立ち回りあり、
三味線藤蔵が暴れまくる。
もはや掛け声とはいわぬ。
押忍の唸りから雄叫び咆哮へ。

この『彦山権現誓助剣』、
まるで小劇場の不条理コメディ。
めちゃくちゃでおもろい。あきさせない。

咲穂太夫が織太夫になって、
藤蔵とのコンビをまだ聴いていない。
このふたりで、連続三年ぐらい集中して、
公演を企画してほしい。
そうすれば、文楽が歌舞伎人気以上になるときが
かならず来る。

【 タイム食句】 04・16〜04・20

4・20
飮食のさなかましろき魚の肉に添いたる血管をはずしゆく : 内山晶太
〜〜夏近し解体新書弟と

4・19
鳥貝や打ちすゑられて蠢ける : 間村俊一
〜〜握る板前初心者マーク

4・18
われを叱り弟を叱り飽き足らず冷蔵庫叱るけふの母親 : 岩﨑佑太
〜〜有精卵復讐するは割れにあり

4・17
甘皮を剥いてあらゆる日永かな : 大塚凱
〜〜変態脱皮なんども許す

4・16
実体もないのにここで生きてゐる午前一時の尿意がリアル : 大塚ミユキ
〜〜透け肉の幽霊太き管で立つ

それでも脳味噌は残留する

獣の頭蓋骨。
苛性ソーダで煮込み、過酸化水素で漂白。
それでも脳味噌は残留するという。
長野久人の新作インスタレーション。

個個の作品はキッチュな表情をみせながら、
狭い室内に木火土金水の思想を層として、
濃厚な弔いの匂いが立ち込める。

@MU東心斎橋画廊

『上方落語史観』

『上方落語史観』 高島幸次

上方落語のネタから
とんでもないエピソード、故事来歴が
ポロポロこぼれでてくる。

古文書や歴史物語から引用、
解き明かす場合が多いのが通例やけど、
ひっぱってくるネタ元のカテゴリーが
現代風俗から映画、オペラ、アート、グルメ、
う〜ん、ジャンルの広さにたのしくうかれてしまう。

<よお知らんけど> フレーズを連発しながら、
上方の皮肉、ブラックのスパイスが十分効いてます。

最近の噺につまらん地口オチが多いのも、白ける要因やったけど、
その元ネタが現代の常識では理解できなくなってるから
やむなくてっとりばやくて作りやすいサゲに変えてる、
ちゅうことがよおわかりました。

内倉真一郎 ”BABY”

春の展示替え ー①
エントランス正面

内倉真一郎 ”BABY”
わらってるのは、生理的微笑。
赤ん坊の無意識、本能的なほほえみで、
チンパンジーと人類だけの現象。

(世沙弥コレクション ー2018)

*塩田千春作品とならべています。

素敵なダイナマイトスキャンダル

任侠映画で70年代回顧した足で、
80年代の『写真時代』へ。

だる〜い演出は
去る業界の人々の当時のだる〜い感。

【 タイム食句】 04・11〜04・15

4・15
会うてすぐ水菜を食べて寝てしまふ : 生駒大祐
〜〜コンビニにでかけたまま二年

4・14
資料室で人差し指を糸状菌培養液に漬けている司書 : 橘一洋
〜〜クマグスに奉仕する日々光避け

4・13
もののふの耶蘇蛆たかり肉薫れ : 高橋睦郎
〜〜えりまきとかげ誇り高きに

4・12
生き延びてしかも明日さへある奇蹟 妻と二人の食器を洗ふ : 太田二郎
〜〜獣の血テロに気づかぬ厨ごと

4・11
食べる草食べない草に風光る : 曽根主水
〜〜ポリコレ疲れまだたんぽぽぽ


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