【 タイム食句】 12・06〜12・10

12・10
ひらめくや冬の林檎を割るごとく : 津川絵理子
〜〜ぐずでのろまな人工知能

12・9
「なめんぢやねえよ」力(ぢから)のまたもあふフォークに黄身をくづすわが手は : 花鳥佰
〜〜またしてもスルーしたはず逆張りに
12・8
町裏の小路たどりて河豚の鍋 : 小川濤美子
〜〜矢でも鉄砲でももってこい

12・7
肉食の蟻が素肌に這いまわる真昼の夢や 街宣車来る : 藤原龍一郎
〜〜わかってても誰も言わない死臭あり

12・6
珈琲来れど君コート脱がうとせず : 榮猿丸
〜〜耳毛でてます言い出せなくて

金胡麻の変わり蕎麦

蕎麦打ち仲間の兄貴分、文ちゃん。
本職ほったらかして2ヶ月に1度は
出張蕎麦打ち会やってるというので初参加。

更科粉で金胡麻の変わり蕎麦。
これで十分うまいんだけど、
デザイナーのプライドがこれじゃあおさまらない。
きなこ、さらには抹茶、チョコレート。

二枚目は田舎の九一。
玄挽きの正統派。桜カイワレがポイント。

お酒は鳴門鯛(徳島)

次回はバジル蕎麦の生ハム巻き、
シャンパンで乞ご期待、だそうです。

『否定と肯定』

『否定と肯定』
ホロコーストでガス室などなかった論を巡る裁判劇。
ガラガラかとおもいきや、空席なしの最後の一枚、
最前列のはじっこで。
この1年、ここ5年の日本社会をかえりみる
きっかけになることをなにかしら感じてのことか。

酒好きの法廷弁護人のトム・ウィルキンソン。
カフェでブラック・プディングとトーストで目玉焼きを
突っつきながら食べてるシーン、シブいっす。

ハメモノ実演

ハメモノ実演。
シブい江戸落語を上方落語より
格上に評価する阿呆がおるが、
上方のハメモノを知らんのか。

フランケンシュタイン映画の怪優ばりの
桂米輝は意外にも楽器の名手。
篠笛、能管を器用にこなす。

内海英華さんの女道楽、さすが。
メインを立て、会場の客層を読んで
繰り出す演し物。
三味線をおいて、踊りだしてのサービス。

主役は「咲くやこの花賞受賞記念」の
桂佐ん吉。
米朝>吉朝の流れ、上方の粋な正統派。
真面目な印象が損。もうちょっと破れが欲しい。

・花野よりジャムをのばしていく係 : 主水

食句塾
第1部
*12月例会 : 席題のみ(兼題無し)
・犬小屋に表札のある漱石忌   : 翠胡
・風邪弾くなよ湯豆腐を壊すなよ : 主水

第2部
*年間食句大賞 最終選考
・花野よりジャムをのばしていく係 : 主水
・幾たりと訣れ香水瓶に減る    : 翠胡

夕刻より忘年会
退会の林子さんも出席。

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1月例会

1・7(日)
兼題  味 : 始める

新年号 原稿締切 12・20

 

 

【 タイム食句】 12・01〜12・05

ワイエスの「ヘルガ」の骨盤思はせて沈黙のまへの初冬の洋梨(ル・レクチェ) : 伊藤粋子
〜〜スプーンで白子沈ませスープ濃し

12・4
食塩をすくふ風邪気の匙の尖 : 野澤節子
〜〜舌先だけの激辛野郎

12・3
スーパーはどのスーパーも寂しくて握りこぶしのやうなアボカド : 文月郁葉
〜〜やわらかな理論武装に虹の旗

12・2
酢海鼠や父をあやしむ子らの顔 : 堀口星眠
〜〜謎おおき夜を独りはぐくむ
12・1
ゴッホの耳、否一まいの豚肉は酢に溺れつつあり誕生日 : 塚本邦雄
〜〜幻聴のたえまなしミミガー三昧

究極の二択せまられる蕎麦屋

六甲を麓までおりてきたら、
手打ちそばの看板が。

粋で瀟洒な設えだけど蕎麦打ちはいまいちの店と
普段着であまりに素っ気ないけど蕎麦はうまい。
究極の二択せまられる蕎麦屋に迷いこんでしまった。

お酒をたのむと、
昨日の晩ご飯の鍋底がついてきた。
もうなにも期待しない、となったら
意外や意外、蕎麦切りのエッジがきいて香りも良し。
すべては大トリのせいろを盛り上げるための
戦略だったのか?

酒は山古志(新潟)

相撲人形

イセコレクション、12月3日で終了
ギリギリの東洋陶磁美術館。

常設展示に、
あれ、ほっこりの相撲人形。

相撲ってそもそも江戸時代から・・・
ああ、やめとこ。

阿武咲と貴景勝の時代よ来たれ。

ギャラリー ほそかわ 三人展

『何もすることがない』
その一言だけが繰り返しびっしり書かれた大作を
大きな美術館で仰ぎ観たあとに、
ひっそり小さなギャラリーで対話することができました。
実は<何もすることがない>のあいだに、
ほかのつぶやきも彫りこまれていたんですね。

安齋重男、福岡道雄、松谷武判

この三人の作家に三面から囲まれる
ささやかな時間を味わってみるがいい。

@ギャラリー ほそかわ

『文楽の夕べ』 六下がり

住太夫さんが『メアリー・スチュアート』を観たことから
実現した、という白石加代子との対談。

文楽ミニ公演は『小鍛冶』の後段のみ。
藤蔵、清志郎、寛太郎の三味線。
初っ端から三人右肩落としに身体を傾けての
激しいリズム。<六下がり>の特殊な調弦。

座談会では、
文字久太夫と藤蔵のコンビ、
マッチョな間合いを何回も再現してうれしそう。


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