カテゴリー: セサミ日記

一台のスタンウェイに向かう青年から 覚悟を秘めたアウラが奏でられる。 社会を変えていくのは、各々のジャンルの 小さな変化が未来をつないでいく。 頼もしい一夜となった。 ショパンコンクール予選のユーチューブを 連夜追いなが

07/20 じだらくに寝れば涼しき夕べかな　：　宗次   07/19 ゴキブリは天にもをりと思へる夜　神よつめたき手を貸したまへ　：　葛原妙子 〜『朱霊』   07/18 死んでから蛇重くなる棒の先

07/20 いちじくの下かげ蒼し人は皆優しく待たれをりぬ柩に　：　高野公彦 07/19 妹はて来くず餅を瞬食　：　馬場杏 07/18 額縁を壁から下ろす（そのように夕立が来る）果物屋にいて　：　竹中優子 07/17 白玉

この夏の話題は、兵庫県美の 『関西の80年代』 ２１世紀美術館はじめこの年代回顧の 企画展はいろいろあったけど、熱量が圧倒的。 ひとえにキュレーター江上ゆかさんのパッション。 バブル、ニューウェイブから時空を重ねきて、

食句塾夏号　合評会 ＊妹はて来くず餅を瞬食　　　　　杏 上句７音の挑戦。 ＊濡れながら利子だけ払う冷奴　　飛白 いや、おもろい。 終わって、そば食い反省会。 ぬめりのぬなわ汁の句から、 深泥池の話題に。 蓴菜はもうとおに

松岡正剛の千夜千冊から 水上勉へ。それでまづは 正剛の『外は、良寛』。 そして水上勉の『良寛』。 という１週間である。

07/15 腕多き水母にうしろ姿などありや水母に性別ありや　：　佐藤弓生 07/14 いけにえにフリルがあって恥ずかしい　：　暮田真名 07/13 １００円の傘を通してこの街の看板すべてぼんやり光る　：　沖川泰平 07/

07/15 蟻喰の舌を登れる蟻二三　：　中原道夫   07/14 酔ひふかくさまよふ街にあはあはと武器自動販売機ともれり　：　江畑實   07/13 満月に泣くほどのこと初メロン　：　井上雪子 ・・・

玲瓏１０７号 塚本邦雄　一首評 天にソドム地に汗にほふテキサスの靴もて燐寸擦る男らよ 〜星餐図 ＊トム・フィンランドを手がかりに書いた。