カテゴリー: セサミ日記

０４・２５ 定食屋のテレビに映る定食屋　こっちでは生姜焼きを食べてるよ　：　郡司和斗   ０４・２４ マキャベリに傾倒しない春キャベツ　：　藤田俊 ・・・キャベツ作りは、長野久人さん   ０４・２３

2027/04/25 秘めごとはパピルスに書く夜の朧　：　畠山雍   2027/04/24 桜貝フラを習つてみようかしら　：　本井英   2027/04/23 フェイク・フェイク・フェイクシェークスピ

2026/04/25 遺品あり岩波文庫「阿部一族」　：　鈴木六林男   2026/04/24 わしの手は手品ひとつもできんくて他人の口にたばこを点す　：　吉岡太朗   2026/04/23 亀鳴くや道

０４・２５ 白日に壁払はれて便器見ゆ家族とはかくも恥づかしき白　：　川野里子   ０４・２４ 日本間に椅子ある暮し花明り　：　能村研三   ０４・２３ 女絵師女うたびとなど多く浪華は春も早く来るらし　

2027/04/20 ふらここを押しくるる人つぎつぎ来　：　依光陽子   2027/04/19 残る花ふっと臓器がゆらぐかな　：　山本掌   2027/04/18 白藤や揺りやみしかばうすみどり　：　

2026/04/20 午前五時あざみにとげのなかりけり　：　伊藤柏翠   2026/04/19 きみがこの世でなしとげられぬことのためやさしくもえさかる舟がある　：　正岡豊   2026/04/18

０４・２０ 春の夜の街の四人の手相見に客ひとりずつ　月がかくれた　：　藤島秀憲   ０４・１９ おぼろ夜のかたまりとしてものおもふ　：　加藤楸邨   ０４・１８ レイプされたかつたんだろ？と言はれたり

2027/04/20 クレソンを摘んで家出をもくろんだ　：　渡部ひとみ   2027/04/19 春の夜の無言宅配ピザの授受　：　守屋明俊   2027/04/18 春の夜の西口は脂の臭ふ　：　阪西敦

2026/04/20 酔っ払いはいるとやだけどいる夜は濃い　車が途切れない　：　山本まとも   2026/04/19 天井が高くて酔へぬふたりかな　：　澤好摩   2026/04/18 開けっ放しのペ

０４・２０ 母牛の喰らふ春闇色の胞衣　：　鈴木牛後   ０４・１９ 歩いても行けるらへんの吉野家に車で行ってんの　終わったな　：　平出奔   ０４・１８ ぼつてりと高野豆腐や春まつり　：　櫨木優子 &