04・15 ひとつ部屋にふたりはあれどさはさはと何故渇きゆく夜のみづうみ : 岩田憲生 04・14 煮るうちに腸詰裂けて春の暮 : 岩田奎 04・13 つくりものの手足ちぎれる戦争の映画のそと
カテゴリー: セサミ日記
<アートな一句 2027> 2027/04/11~04/15
2027/04/15 うららけし甲骨文の鳥の文字 : 西川幸子 2027/04/14 いづこから見ても逆光春の鳥 : 石田郷子 2027/04/13 春雷やタンゴのやうに振り向きぬ : 吉田林
<アートな一句 2026> 2026/04/11~04/15
2026/04/15 行春やピアノに似たる霊柩車 渡邊白泉 2026/04/14 春の二階のダンスホールに集ひきて風をもてあますレズビアンたち : 睦月都 2026/04/13 蝶になる途中
<アートな一句 2025> 2025/04/11~04/15
04・15 ぶらんこはまだゆれていてゆれていて母と子どもの芝居終わらず : 東直子 04・14 たてがみを失ってからまた逢おう : 小池正博 04・13 花のやうに楽譜を棺に撒いたから花は咲く
湖の見知らぬ男・逃走・鴉
紫煙妖しかりしころのものがたり キラキラかギラギラか 湖の光は方向感覚を狂わせる アラン・ギロディ監督は 日本初登場。 どストライク・クィア一直線で 納得のクィア・パルム賞。 山田風太郎が生きていたら 『人間臨終図鑑』に
どんなときもどんなときも
どんなときもどんなときも
<遊行一句 −2027> 2027/04/06~04/10
2027/04/10 雪柳七時かそこらなのに怖い : 佐藤智子 2027/04/09 剃刀負けを撫でて桜に詣でる夜 : 福田若之 2027/04/08 蝶や果つなべて旅人算の外に : 九堂夜想
<遊行一句 −2026> 2026/04/06~04/10
2026/04/10 余命とは暮春に似たり遠眼鏡 : 中村苑子 2026/04/09 階段をおりる自分をうしろから突き飛ばしたくなり立ちどまる : 枡野浩一 2026/04/08 アレルギー薬
<遊行一句 −2025> 2025/04/06~04/10
04・10 「部品がありません」と春ひなか古き時計をひきとりにゆく : 林田恒浩 04・09 つちふるや我ら黄色人種たり : 寺井谷子 04・08 わが母を焼かねばならぬ火を持てり天つ空には見
<飲食一句 2027> 2027/04/06~04/10
2027/04/10 あんぱんにほのと酒の香目借時 : 藤本智子 2027/04/09 花は葉にこし餡派なのですねははん : 小川楓子 2027/04/08 一枚づつ湯葉を引き上げ春惜しむ :