07/25 夕風にはてはありけり青蝉の終ありけりきみ逝しとぞ : 山中智恵子 07/24 虹立ちぬ空には何もはじまらぬ : 阿部完一 07/23 夏至に死するゴキブリのことこころなきたれか眺め
カテゴリー: セサミ日記
【 タイム食句 ー2020 】2020/07/21~07/25
07/25 ほどほどに詰まらぬ話ところてん : 西村麒麟 07/24 海月とう町に一軒の小料理屋に中折帽の父が入りゆく : 千々和久幸 07/23 精悍になる二度揚げの鬼虎魚 : 松下道臣 &
エレファントマン
月光の象番にならぬかといふ:飯島晴子 「エレファントマン」といえば、 こんな不思議な味の俳句あり。 デヴィッド・リンチのこの作品が80年、 その10年前の寺山修司の大山デブ子を思い出す。 毛皮のマリーからまたリンチのブル
ハモちり @なべや
大阪を離るる気なし鱧料理:下村非文 祇園祭も天神祭もお流れ。 祭り鱧にありつく機会が激減。 鱧は梅雨の水を飲んで美味しくなると言われてる。 ならば今年は呑みすぎ〜 ハモちり、 1人で行ってひとり鍋。 3人寄ってもひとり鍋
アトリエ鹿背山・パリ祭
火を吐いてみせる男や巴里祭:有馬朗人 7・14は革命記念日 アトリエ鹿背山では、燃える男・水島太郎が 火を吐きながら穴窯パフォーマンス。 木槿、酔芙蓉、フェイジョア、 花咲き乱れ、果実垂れ、彫刻がゴロゴロ。 太郎人脈で仏
【遭遇一句 −2020】2020/07/16~07/20
07/20 親に似て肩幅ひろき浴衣かな : 久保田万太郎 07/19 そそのかす赤兄の唇のむらさきに裏切りもまたすでに恍惚 : 前登志夫 07/18 湯上りの手に団扇あり至福あり : 村越化石
【 タイム食句 ー2020 】2020/07/16~07/20
07/20 ほろ酔いになるのは飲める人ばかりマスクの上に黒目は揺れる : 山階基 07/19 蟻地獄食べ残されし骸あり : 富田直治 07/18 そんなこと言うんだ蛇口全開にひねり水音のそばで
『 菊福図-REIWA 』
『 菊福図-REIWA 』 物議を醸した<天覧美術>展から 世沙弥コレクションに収まりました。 今回、木村了子は《 菊の王子様 》の御真影と 合わせの新作で問題提起。 それではここで手持ちの何とコラボさせるか、 ここから
照屋眞理子『猫も天使も』
あの世から句集がとどいた。 亡くなったのが2019年7月15日、ちょうど1年。 ・またの名は蛍この世を夢と言ふ ・やさぐれのかの友黴びてゐはせぬか ・師系塚本邦雄柘榴を火種とし 表紙デザインが洒落てる。 句集ならでは、歌